図書コウシツ ノ ホンギ000060676

皇室の本義

サブタイトル1~10
日本文明の核心とは何か
編著者名
中西 輝政 著/福田 和也 著
出版者
PHP研究所
出版年月
2005年(平成17年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
197p
ISBN
9784569639888
NDC(分類)
313
請求記号
313/N38
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

序章 なぜ日本に天皇という存在が必要なのか(中西輝政)
「空回り」を続ける日本
いま回復させるべき三つのバランス
日本では「国」と「文明」とは切っても切り離せない
日本文明の〝根幹〟を示しておられる皇室
文明史の針が大きく振りかわる時代
わが国の自画像を見失わぬために
国民の危機を救う皇室伝統
「宗教的な存在」としての天皇の本質
戦略の核に「究極の存在」があることの強さ
「大いなる主権者」がもたらす政治の安定性
文化の実践者たる皇室
道徳を体現される存在
国民に語りかけられる皇室
 
第一章 皇太子殿下の御発言と戦後の歪み
「耐えがたきを耐えた」御発言(中西)
いかに皇室を存続させるかを考えてこなかった戦後の日本人(福田)
暫定期間としての戦後(中西)
国民全体の「精神の劣化」が深く関わっている(中西)
暫定期間のなかでの皇室のあり方(福田)
消費されてしまったディグニティ(福田)
「開かれた皇室」の転換を国民は望みつつある(中西)
 
第二章 皇室は「道徳」と「祭祀」の中心である
「大御心に適った生き方をしよう」という意識(福田)
祭祀を厳格に務めておられる今上陛下(中西)
宮中の洋風化の背景(中西)
皇室の仁徳をお示しいただけるようにすべき(福田)
 
第三章 軛(くびき)から解き放たれるとき
皇室の「立ち枯れ」を仕組んだGHQ(中西)
旧宮家出身の男性の皇籍復帰を(福田)
陛下の御負担の軽減に(中西)
危機感も責任感もない政治家(福田)
日本の文明力の覚醒期に(中西)
「怨念」の払拭と和合を(中西)
イギリスが与えた影響とは(福田)
ヨーロッパの王室の本質を見誤るな(中西)
塩野七生氏の警鐘(福田)
 
第四章 憲法第一条と皇室典範の改正
占領軍がつくった現在の皇室典範(中西)
明治における皇室の重要性の再確認を(福田)
日本の国柄と「国民主権」(中西)
「文学」イコール「皇神の道義」(福田)
 
第五章 皇室の根幹とは何か
国の営みを心によって支える存在(中西)
占領後に戻った折口信夫の心(福田)
「和らげ、調える」統治(中西)
「俗の肯定」という発想(福田)
天皇を中心とした空間認識(中西)
「陛下の御公務」に関心を(中西)
大きな部分を占めている祭祀(福田)
 
第六章 国民の安寧と皇室
「祭祀王」としての役割(中西)
昭和天皇の御心配(福田)
合理主義とのバランス感覚(中西)
資料を神社に奉納して守った海軍(福田)
「皇室とつながっている」ことによる安定性(中西)
天皇陛下への〝片思い〟(福田)
国民の安寧と国家の繁栄を一途に思われる御姿(中西)
 
第七章 皇位継承の危機の本質
男女平等と「女帝問題」は結びつかない(福田)
「皇室典範」第九条の改正を(中西)
「女系」は論外(福田)
本来あるべき皇室観を取り戻せ(中西)
 
終章 帝王学と国民道徳(福田和也)