図書キョウイク チョクゴ ノ シンジツ000060668

教育勅語の真実

サブタイトル1~10
世界から称賛される日本人の美質を育んだ
編著者名
伊藤 哲夫 著
出版者
致知出版社
出版年月
2011年(平成23年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
178p
ISBN
9784884749392
NDC(分類)
155
請求記号
155/I89
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

はじめに
 
第1章 なぜ「教育勅語」が求められたのか
近代化の道を歩み始めた明治の日本
驚愕の文明国だった欧米諸国
混迷する明治日本の精神文化・道徳
西洋化する教育現場と明治天皇のご憂念
道徳の授業は孔子を主としたものに
『教育議』で伊藤が訴えようとしたこと
岩手県知事が語る教育界の状況
徳育教育の重要性を建議した地方官会議
教育上の基礎となるべき「箴言」を編纂せよ
 
第2章 井上毅という人物
生い立ちとその思想
重鎮・横井小楠の開国論を批判
「日本」を一途に思う
思想形成の転機となった欧州留学
儒教に洋学を取り込む
明治政府のグランド・デザイナーとして
かくまで徹底した国史の研究ぶり
漢学・洋学から国学へ―「うしはく」と「しらす」
天皇治世の要・「しらす」の思想
外つ国の千種の糸をかせぎあげて大和錦に織りなさばやな
 
第3章 こうして「教育勅語」案は起草された―その誕生物語―
否定された文部省案
井上が提起した七項目の作成条件
上からの「押しつけ」となることを避けた井上の真意
元田永孚の教えを請う
天皇の信頼篤き忠臣・元田永孚
自らの勅語案を秘かに没にした元田
互いに切磋琢磨してさらに高みを目指す
天皇と国を思う一点で結びついた二人の絆
最終段階での幾つかの逸話
ついに渙発された教育勅語
勅語は決して儒教道徳そのものではない
儒教の根底となったのは「しらす」の国体観
 
第4章 「教育勅語」が果たした役割
解釈する前に、勅語を勅語として語らしめよ
日本人の精神的支柱となった「教育勅語」
「中外ニ施シテ悖ラス」をめぐる逸話
絶賛された日本の「教育勅語」
 
第5章 現代日本人にとっての「教育勅語」
日本弱体化の切り札にされた「教育勅語」
今甦る「教育勅語」の精神
彼は国家のために、その汗血を絞り尽くしたり
 
おわりに