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乾杯!ごきげん映画人生

サブタイトル1~10
編著者名
瀬川 昌治 著
出版者
清流出版
出版年月
2007年(平成19年)1月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
350p
ISBN
9784860291877
NDC(分類)
778
請求記号
778/Se16
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

序章 わが映画初体験と三島由紀夫先輩の思い出
千恵蔵トラウマと『虎鮫(タイガーシャーク)』
『無法松の一生』をめぐる思い出
三島先輩との日々
 
第一章 新東宝の仲間たちと『旅行シリーズ』
丹波哲郎のパフォーマンス
『喜劇・誘惑旅行』のフィリピン・ロケ
『スチュワーデス物語』を演出した頃
のり平流カンニング
 
第二章 新東宝時代の森繁久彌
森繁の顔にドロを塗った男
森繁が語った戦前・戦中の自分史
和尚が語った森繁秘話
森繁VSのり平のアドリブバトル
 
第三章 伴淳三郎の思い出
『伴淳放浪記』という自伝
『喜劇・競馬必勝法』での出会い
「アジャパー」はいかにして生まれたか
凝り性の佐伯幸三監督
「こんにゃくトーチカ」という仇名
大都映画時代のエピソード
逸話が多かった辻吉朗監督
内田吐夢の寝言
 
第四章 巨匠、内田吐夢のオーラ
「乗れます!」という一言の重み
『たそがれ酒場』の素晴らしい演出
内田吐夢と棟方志功
 
第五章 早撮りの巨匠渡辺邦男、志村敏夫
「手で撮る、足で撮る」と言われた監督
倒産寸前の新東宝の救世主
古参職人が即席ランチを量産
親分・志村監督からのお呼び
『君ひとすじに』と『新妻鏡』の驚異のダブル撮影
 
第六章 メイキング・オブ『戦争と平和』
キング・ヴィダーの『映画製作について』という本
クライマックスの戦いをどう描くか
『戦争と平和』の「花騒動」
『山麓』の撮影現場での出来事
「しにせのくろ」って何だ?
 
第七章 いかりや長介と私
いかりやさんの三位一体の芸
『カモだ!!御用だ!!』の最大の見せ場
リーダーが作り上げた集団芸の真髄
志村けんをどう育てたか
身についた江戸前芸人の語り口
偉大なコメディアンたちのルーツ
 
第八章 喜劇王エノケンと『乾杯!ごきげん野郎』
東映現代劇で初のミュージカル・コメディ
江戸っ子の気ッ風がいい役者たち
旬の役者のエネルギーが爆発
エノケンさんの初日
喜劇王エノケン小史
エノケンを怒らせた若き効果マン
ご馳走責めのシーンで起こった大ハプニング
生涯アチャラカを貫いた喜劇人
 
第九章 俊藤浩滋プロデューサーと『三等兵親分』
「関西の喜劇役者をズラリ並べたる!」という一言
「兵隊生活そのものが喜劇」の言葉に啓示を受ける
東京喜劇人の絶妙なキャスティング
南道郎の役者としての目線の確かさ
関敬六の憎めないキャラ
東横映画の若きプロデューサー
 
第十章 ゴッドファーザー岡田茂と時代劇小史
本領を発揮した豪腕の新人プロデューサー
阪妻神話を彩る数々のエピソード
牧野省三と尾上松之助
トーキーで消えたハリウッドスターの悲劇
トーキーをわがものにした片岡千恵蔵御大
 
第十一章 鶴田浩二VS三國連太郎
鶴田浩二との出会い
『馬喰一代』の三國連太郎
三船敏郎へのライバル意識
日本では稀有な肉食人種的俳優
『飢餓海峡』の強烈な人物像
「悪の迫力」に満ちた名優チャールズ・ロートン
クラーク・ゲイブルとの衝突
三國連太郎VS西村晃
全く対照的な二人の名優
伝説となった「落日のゴンドラ対決」
 
第十二章 大映テレビ『赤』シリーズの魅力
驚異的な視聴率を記録した『赤』シリーズ
大女優となった田中好子
陣内孝則の魅力
「ウツイズム」が発揮された父親像
 
第十三章 愛すべき師・中川信夫監督の世界
『思春の泉』での出会い
「じっぱり感」のある俳優
プラットホームでの酒盛り
お仕着せ企画『アマカラ珍騒動』
台本の書き込みにショックを受ける
啄木の歌に託された中川監督の思い
啄木に重なる曲折の人生
新進気鋭のプロデューサーたち
マーク・ヘリンジャーの仕事
『裸の町』の感動
新東宝の撮影所に通った日々
大女優高峰秀子さんに声をかけられる
不可解なり活動屋用語
阿部豊監督の華麗なキャリア
 
終章 戦後を闘った名優たちの肖像
 
あとがき
瀬川昌治監督フィルモグラフィー