小倉千代登自叙伝

幼少時代
　綿打ち工場を経営していた父
　南小谷尋常小学校へ入学
　父の死で高等小学校進級を断念
　尋常小学校での思い出
　東京へ出る決心
「升屋」時代と軍隊生活
　住み込み奉公の始まり
　しだいに高まる軍靴の音
　少年航空兵へ志願
　「空の特別幹部候補生」として入隊
　陸軍浜松飛行場で受けた敵襲
　能代で聴いた玉音放送
創業までの道のり
　復員して故郷の土を踏む
　故郷に届いていた升屋からの手紙
　升屋跡の更地にバラックを建てる
　銀座を我が物顔に歩く米兵
　露店が立ち並んだ敗戦後の銀座
　露店から闇市へ
　升屋復興と戦後の酒販事情
　料飲店の裏口営業と国民酒場
　叔父の肝入りで土地を取得
小倉商店の操業と拡大
　独立、開業そして結婚
　車の運転免許証取得と車の購入
　朝鮮特需で景気が上向く
　待望の酒類小売免許取得
　店名を「升屋小倉酒店」に変更
　車によるルートセールスを開始
　自社ブランド商品の開拓
　業務拡大に向け店員の雇い入れ
　副業にレンタル自転車業を開始
　ビール業界の激しい競争のなかで
　家庭電化時代の影響
　高輪に小売部を新設
　子どもたちは「かぎっ子」の走り
　寿屋（サントリー）との付き合い
　事務所の移転と母の死
株式会社小倉設立
　取引先へのサポート
　長女美代子の結婚
　小倉酒店から株式会社小倉へ
　社内預金制度の導入
　人を育てる営業の試練
　初孫尚登の誕生
　次女和子の結婚と武田次郎の入社
　コンピュータシステムの導入
　貴美子の闘病生活と悲しい別れ
　業界のために尽くすという妻との約束
　同志会への参加と貴美子の「五ヶ条の憲法」
　同志会の第二代代表幹事に選ばれる
　全国酒類業務用卸連合会の発足
　東京麦酉会の第四代会長に選出される
正道を貫く経営の確立
　不当な価格競争が市場を乱す
　天下の佐治敬三さんに直言を呈する
　焼酎ブームを仕掛ける
　スーパードライの取扱中止
　創業四十周年に社是制定
　農業経営の推進
　バブル崩壊でも揺らぎのなかった経営の秘訣
　仲間作り（Ｍ＆Ａ）のスタート
　「かがやかんと。」ブランドの誕生
「明日の会」から始まる新しい歴史
　明日の業務用酒販業界を考える会の発足
　自社取引基準書の作成
　ビール業界の新取引制度
　未来につなぐ「商人」の魂

あとがき

年譜