1937南京攻略戦の真実
第一章 行軍
解説
無事上陸
急行軍挿話抄
二里の道程を八日かかって
柳港鎮圧付近の回顧
ぬかるみ地獄
哀しげな嘶きを背にきいて
水路行軍
あの時ばかりは眠かった
南京への急行軍
第二章 南京攻略までの戦闘
解説
危うし支那の第五列
機先を制して
決死の弾薬輸送
何という豪胆不敵
肉弾の勝利
荒鷲の協力に前進また前進
弾雨下舟を奪って帰る
敵前で負傷
蘇州河血染の握り飯
天文台回顧
頑張る敵兵
中華門に一条の突撃路
安徳門付近の戦闘
勇士の涙
南京城門爆破の一勇士
南京付近の戦闘
南京城攻略
「誰か」と立派な日本語
敵中決死の連絡兵
第三章 南京陥落後の戦闘
解説
南京落ちたり
南京の難民
敵の自動車を取り逃がした失敗
菜庄付近将校斥候の想い出
百名の患者を擁して敵襲を受く
輸送部隊を襲う敵のゲリラ戦法
初空襲にとんだ間違い
揚子江岸チャンバラ物語
愛馬と共に泥濘の討匪行
襲われた自動貨車
母と呼びつつ
第四章 捕虜
解説
砲弾薬を船で運ぶ
嘘のような話
余山鎮の思い出
七百名の敵を捕らえる
黄浦江付近まで
敵傷兵に施薬
徴発の自動車で小池参謀殿を送る
閣下と十二名の捕虜
戦意なき敵を煙草で捕虜にする
苦力閣下
続々敗残兵が出てきました
エンピの手紙
夜間敵虎口を脱出
青天の霹靂
敗残兵
第五章 市民
解説
唐子浜で捕らえた姑娘
想い出の水路行
周宗澤のこと
銃剣を刺されたまま逃げて行く敵兵
土民たちの応援
歩哨線を通る女
白地に赤く日の丸染めて
感心な姑娘
第六章 死体
解説
纏足
戦友の死体と共に
通信筒を受けて友軍を救援に
崑山付近
犠牲的挺進 嘉興攻撃の想い出
城壁占領の前後
上河鎮の激戦から下関付近まで
南京よもやま
ああ!! 上河鎮
第七章 徴発と略奪と放火
解説
陸軍刑法で処罰するぞ
あの時ばかりは無我夢中
鍋墨の姑娘
徴発は危険
蕪湖豚徴発の思い出
夜盗四十名一網打尽
敵前上陸より昆山付近まで
第八章 軍隊生活の悲喜こもごも
解説
谷師団長閣下と兵隊
病馬を曳いて
死体の浮いた河水で飯を炊く
分隊全員で馬の看護
濾水機を担いで
人にも劣らぬ軍馬の友情
苦心の握り飯
八二高地より安徳門まで
「虫がとれた」と喜ぶ患者
谷閣下のおことづけ
いたいた愛馬三厳だ
我らの田中軍吉隊長殿
母の手紙
昆山より南京まで
しみじみ感じた戦友愛
第九章 死に直面して
八二高地に握り飯を運ぶ
英霊よ安らかに
死をもって任務を果たす
日章旗を掲げるまで
小隊長殿 笑って死にます
愛馬を気遣う重傷兵
病室に歌う「君が代」
「閣下お顔を見せて下さい」
南京攻撃前のコレラ
南京病院の一夜
第十章 陣中日記
解説
故A伍長の日記より
おわりに