図書シンチュウゴク セイカツ ジュウネン ノ オモイデ000060602

新中国生活十年の思ひ出

サブタイトル1~10
編著者名
丸沢 常哉 著
出版者
安達龍作
出版年月
1971年(昭和46年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
310p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ma57
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

新中国生活十年の思い出
ソ連軍司令部の軍政下に入った大連
ソ連技術将校の中試訪問頻繁
レズニック部隊
ソ連科学アカデミーからの調査団来所
中央試験所は中長大連鉄路局の管理下に入る
科研所員の俸給決定
中国工員の反抗
試験所の収入をはかる
ルデンコ部隊
大連市政府の成立
日本人労働組合の結成
日本人の遣送始まる
科学研究所の改組
海城ウラン鉱の発見者坂本博士
ルデンコ部隊からの特命ペンタクロランの生涯
廖華副管理官の留用工作
満洲奥地への進出
紙幣交換
生産委員会の解散
文献の整備と財産調査
生活難の再来
博古堂の援助と第二次日本人遣送
李・廖両氏の離連と科研の中国への移管
移管後の科学研究所と第三次日本人遣送
中華人民共和国の誕生と工業博覧会の開設
中央政府重工業部から科研調査団来る
科研専任所長の任命と研究体制の確立
研究題目の選定と研究のやり方
長春科研へ出張
研究の成果
紙幣の改革と俸給令の公布
朝鮮戦争の勃発と各種運動の展開
復興計画の完成と日本人の総引揚げ
大連日僑勤労者組合の功罪
四川省長寿県の一ヶ年と内地帰還
 
丸沢先生をかこむ座談会
記念出版のはしがき
不屈の信念と毅然たる態度に畏敬
沈着に責任ある措置を執れ
貫き通した正義感
悲愁尽きぬ長寿への旅
稀有な革命体験のかずかず
命がけのタンカーガス分析
ロケットと過酸化水素
大豆羊毛と工場建設
DDTをつくる
期待出来ぬ組合、所長が信頼して呉れる
奥地なら殺されていた
感激的な廖副所長との別離
 
丸沢常哉の人間像
新しい学風を培う基礎学の究明から応用化へ
生涯を通じての恩人
満洲化学工業史の執筆をのぞむ
復興しなかったアルミ工場
万有還銀問題は神の試練
ひたすら長寿を祈願する
私心なき高潔な心境
縁のなかった満洲行き
過褒に恐縮、あるがまま天命に従う
 
恩師によせる言葉
高邁な識見とゆたかな人間性(栗山捨三)
温情に結ばれた先生と私(西沢恭助)
老齢ものかは短期間にロシヤ語を習得(六所文三)
隠れた人間愛ポケットマネーでアルバイトを貰う(根岸良二)
丸沢先生ありがとう、死を賭して科学の殿堂を守る(森川清)
不屈の信念と貫徹した高潔な操守(萩原定司)
驚嘆すべき記憶の結晶、満鉄史の最後を飾る貴重な記録(内田潤一)
混乱のなかで毅然として困難を克服す(内藤伝一)
恐るべき中国の将来(関皓之)
窮乏のなかで生産を再開したかずかずの思いで(中川鹿蔵)
正確な記憶力に感嘆(久我敏郎)
温故知新、不滅の科学精神(浜井専蔵)
ヒューマニズムの強靱さに畏敬(大形孝平)
残留物資に犬まで押しつけて恐縮(石堂清倫)
 
羽鳥辰蔵氏試金術問題の帰結と先生(吉村倫之助)
羽鳥辰蔵氏の試金研究
羽鳥氏試金術に対する疑義
研究経過と秋一の詐術
羽鳥氏試金術問題の帰結
始末拾遺
 
満鉄中央試験所終戦始末記
敗戦の悲報いたる
死の覚悟で新京行き
中共軍の進入と暴徒烽起
「城の明け渡し」丸沢所長の決断
当時の満鉄中央試験所
感激的なガ博士の訣別、感服したソ連の管理組織
終戦直後の大連生産工場と市民生活―油脂工場について―
大満鉄の解体
身辺雑話