証言の日本史 2
月報9
曠野への進撃
満州事変から満州国へ―満蒙問題のゆくえ(草柳大蔵)
軍部の抬頭
満州事変―大陸に広がる戦火(土門周平)
私は満州事変"一番乗り"カメラマン(石川忠行)
王道楽土への理想―満州事変と石原莞爾(片倉衷)
空中戦初撃墜の瞬間(生田乃木次)
虚名の皇帝・溥儀(島田一男)
明けゆく満州
実験国家満州国に生きて―その明暗(古海忠之)
満鉄人の誇り―新型超特急「あじあ」号(小栗克一)
満州自由開拓民の記録(塩沢ちあき)
私は"満州馬賊"だった―ホロンバイルから長城を越えて(中島辰次郎)
不安の潮流
東北の大凶作―昭和九年凶作の証言(太田俊穂)
農村の憂国者たち―権藤成卿、井上日召、橘孝三郎(高橋正衛)
世界恐慌下の貿易戦争―不況の中の合理化政策(壁井与三郎)
五・一五事件―犬養首相が暗殺された血の日曜日(石橋恒喜)
ゴー・ストップ事件の真相(林秀澄)
ある地方都市の顔―小樽―躍動する歴史のなかで(夏堀正元)
二・二六事件―雪の四日間(半藤一利)
あの日私は・・・雪の日の二月二六日
したためた遺書(今泉義道)
真崎大将護衛憲兵の目撃(金子桂)
奉天で聞いた事件(黒崎貞明)
忘れられぬ笑顔(鈴木二郎)
唯事ではなかった非常呼集(畑和)
わけのわからぬままに(柳家小さん)
部下を討つ身となって(矢野正俊)
軍法会議の判士になって(吉橋健兒)
東京音頭の時代
笑いの王様たち―エノケン、ロッパ、エンタツ、アチャコ、金語楼(澤田隆治)
トーキー出現とともに消えたカツベン(松田春翠)
"松竹歌劇スト"の委員長となって(水の江滝子)
天国に結ぶ恋―不安な時代の自殺ブーム(岩佐直喜)
ベルリンの表彰台上で泣く!(兵頭秀子)
プロ野球誕生す―資金難と選手難の幕開け(鈴木龍二)
「阿部定事件」外伝―あるエピソード(渡辺龍策)
軍事ロマンの季節―少年に与えたヒロイックな憧れ(佐伯彰一)
世界の動き
イギリスの恐慌―"二つのイギリス"の出現(藤井正博)
昭和史跡探訪(神谷次郎)
事件と世相アラカルト/昭和史年表(百瀬明治)
"昭和元年生まれ"のこの頃(藤森昭一)
銀座この頃(安西英太郎)