狂った時代
序文(笠信太郎)
まえがき
1 里子村視察記 自然発生的から組織化へ(昭和十五年十二月)
2 関の孫六盛衰記 二十七代孫六を訪う(昭和十六年三月)
3 モスコーの最後 『戦争と平和』より(昭和十六年九月)
4 逞し、枢軸の攻勢(昭和十六年十二月)
5 石炭とともに行く 北の増炭戦線を見る(昭和十七年九月)
6 造船時代 人力と機械力の綜合(昭和十七年十月)
7 炭焼く人々 長野の山奥に竈を訪う(昭和十七年十一月)
8 玄米食の村 山形県にその村を訪ねる(昭和十八年二月)
9 アルミニウム物語 ビンタン島のボーキサイト(昭和十八年三月)
10 記事にならなかった訪問 石原莞爾氏と野村吉三郎氏(昭和十八年冬と夏)
11 山本元帥の生家を訪う 神将、呱々の家(昭和十八年六月)
12 決戦国民総常会 第四回中央協力会議傍聴記(昭和十八年八月)
13 海の親鷲が語る実戦談 マレー沖海戦と真珠湾攻撃(昭和十八年十一月)
14 麦の可愛さ 戦時下の篤農家たち(昭和十九年一月)
15 農村演劇 長野県北佐久の村で(昭和十九年三月)
16 学徒の増産動員 責任感の切替え(昭和十九年四月)
17 帰農の先駆者 血豆で三年、開墾七町(昭和十九年七月)
18 職長挺身員 福島県下の化学工場にて(昭和十九年九月)
19 針はぜんそくで布地を走る 海軍衣糧廠に見る女子勤労者(昭和十九年十月)
20 故郷に父母あり 半島からの応徴士たち(昭和十九年十二月)
21 被爆工場からの手紙 名古屋郊外の航空機工場にて(昭和二十年一月)
22 日本晴れの目標突破 日鉄九州製作所(昭和二十年二月)
23 蠟燭の移し灯 川西航空機工場の女子挺身隊(昭和二十年二月)
24 暴状にじっとしておれるか 或る青年工員の話(昭和二十年四月)
25 女の税 化粧品とチケット(昭和二十一年十二月)