図書カイグン ト サケ000060449

海軍と酒

サブタイトル1~10
帝国海軍糧食史余話
編著者名
高森 直史 著
出版者
潮書房光人社
出版年月
2016年(平成28年)3月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
257p
ISBN
9784769816140
NDC(分類)
397.9
請求記号
397.9/Ta44
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
 
第1章 「とりあえずビール」から
ビールについての雑学
日本はラガー系
ビールは日本ではいつから
日本陸軍とドイツビール―大酒飲みだった乃木将軍
日本海軍の指定銘柄は麒麟麦酒
「缶ビール」がビールを変えた
「とりあえずビール」から「やっぱりビール」
 
第2章 酒と策略、あるいは酒と戦術
戦術としての酒
黒船対策としての酒作戦は失敗
五稜郭の戦いの陰に灘の生一本あり
 
第3章 海軍とアルコール飲料各種
【ウィスキー編】
ウィスキーならやっぱりスコッチから
ウィスキーは知恵と科学の結晶
サントリー角のカク付け
海軍のウィスキーの飲み方とは
源内教授の「講談」から
ニッカのふるさと余市と海軍・海上自衛隊
【日本酒編】
日本海海戦直前の朝食は「菊正宗」付き
日本酒は信仰の対象として発展した
日本酒と海軍の関係
千福酒造の長期保存研究が実る
【ワイン編】
潜水艦探知にワインが必要だった
日本海軍はワインへのこだわりはなかった?
映画に登場するワインの役割り
元イギリス防衛駐在官のワイン薀蓄
 
第4章 酒のつまみとして(エピソード集)
海軍士官の飲み代と支払方法
料亭小松の山本小松女将の証言「東郷さんの居続け飲み」
舞鎮司令長官時代の東郷中将
フィンランドでビールのラベルになった東郷提督
ビール会社社長の東郷神社参拝
二人の酒豪提督・加藤友三郎と島村速雄
米内光政大将の場合
酒豪ぞろいの砲艦
酔いどれ潜水艦艦長の武勇談
飲むとやたらに部下を殴る司令
海軍式芋掘りの実際
酒と人事考課
飛行機でのアルコールの効用
予科練での深酒の失敗が戦後は感謝に
海軍航空隊式無礼講
戦時中のサントリー角瓶余話
グラス類の管理に苦労した衣糧長
 
第5章 英海軍式と米海軍式〝艦内飲酒と艦内禁酒〟
ラム酒を飲ませて乗組員を閉じ込めた大英帝国海軍
アメリカ海軍の艦内禁酒には複雑な背景
日本海軍の艦内飲酒はイギリス式海軍の余禄?
日本海軍の糧食調達品としての酒の種別
戒律厳しい僧職の世界と酒
 
第6章 「水盃」―謹んで英霊に捧げる
避けては通れぬ水盃の話
特攻隊員と酒、そして「水盃」
特攻に散ったある飛行予備学生と酒
「回天」搭載の潜水艦艦長
潜水艦搭載航空機による米本土攻撃作戦の陰で
特攻要員だった叔父の場合
水盃で出撃はほんとうだったか
 
第7章 知って飲むとさらに味わい深い酒の雑学
焼酎から蒸留酒文化を考える
知っておきたい酒とエネルギーの関係
古今東西、酒にまつわる格言
 
あとがき