清水幾太郎
- サブタイトル
- 異彩の学匠の思想と実践 人と文化の探究 11
- 編著者名
- 庄司 武史 著
- 出版者
- ミネルヴァ書房
- 出版年月
- 2015年(平成27年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 407,4p
- ISBN
- 9784623074181
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Sh49
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
序 清水論から清水研究へ向かって
第I部 批判的社会学者として
第1章 社会学とマルクス主義とのはざまで
「相鬩ぐ二つの魂」
ブハーリン『史的唯物論』
社会学への「忠誠と愛情」
マルクス主義が迫る現実のなかで
第2章 初期のオーギュスト・コント研究
「社会学の清算」
コントの受容から批判へ
文化社会学批判の諸相
『社会学批判序説』
第3章 社会学成立史の問題と『社会と個人』構想
社会学批判の展開
『社会と個人』構想
自然法から有機体説への移行
『社会と個人』中巻としての諸論考―諸外国の事情
『社会と個人』下巻としての『日本文化形態論』―日本の事情
「社会学の清算」のその後
補論1 清水周辺のコント研究
清水以前のコント研究
清水と同時代のコント研究
第II部 思想家として立つ
第4章 デューイ受容とその解釈
『社会と個人』構想からデューイへ
デューイ思想との出会いと受容
「現実関与の論理」の形成
クレアタ・エト・クレアンス
普通の人の哲学者・デューイ
デューイの明るさ、ジンメルの暗さ
社会学者、そして思想家へ
第5章 結ばれたデューイとコント
デューイとコントをめぐる課題
現実としての「全体」
歴史哲学としての「段階」
『現代思潮』と『現代思想』のあいだ―「体系」をめぐって
『倫理学』と『倫理学ノート』のあいだ―「経験」をめぐって
「貴族」と「大衆」
デューイとコントとの接合の影響
第6章 社会集団論と市民社会論
個人から社会集団論へ
「日本の社会」
『社会的人間論』と『社会学講義』
「作られる」人間を論じる―『社会的人間論』
「作られ、かつ作る」人間を論じる―『社会学講義』
市民社会を「作る」
政党への期待
第III部 現実との苦闘のなかで
第7章 戦時下の現実―昭和研究会と読売新聞社論説委員
昭和研究会に加わる
時局への接近と距離
太平洋戦争のなかで
読売新聞社論説委員として
第8章 戦後「啓蒙」の寵児―再建の時代
戦争体験の総括
二十世紀研究所
平和問題談話会
第9章 思想としての機械時代―清水の戦後社会観
清水の機械時代観
機械時代へ
機械時代の積極的側面
集団の機械化と「エゴイズム」
サルトルへとの遠近
第10章 六〇年安保の思想前史―内灘の理想と現実
内灘闘争のはじまりと清水
内灘時代の運動の哲学
内灘闘争への接近と距離
教訓としての幅広主義
六〇年安保闘争と幅広主義批判
第11章 一九七〇年代の地震論―「地震後派」の環境観
関東大震災と「地震後派」の意識
デューイの環境観との距離
環境をめぐる人間と科学
一九七〇年代の地震論
清水の環境観の課題
第12章 衰えなかった気概―時代の移り変わりとともに
清水の「第四章」はじまる
右傾化の諸相
民主主義、平和、社会主義
「結社の自由」への懐疑こそ
補論2 書き手として、紹介者として――文章論と翻訳
文章論
翻訳の仕事
結 浮かび上がる思想家・清水幾太郎
注
文献
あとがき
清水幾太郎年譜
人名索引
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