図書オキナワセン ト コジイン000060417

沖縄戦と孤児院

サブタイトル1~10
戦場の子どもたち
編著者名
浅井 春夫 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2016年(平成28年)3月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
182p
ISBN
9784642082921
NDC(分類)
369.43
請求記号
369.43/A83
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
 
第一章 沖縄戦・戦後占領と孤児院―戦後児童福祉史の空白を埋める―
はじめに
沖縄戦とは何であったか
孤児院の所在地と運営内容
要保護者への応急対策と孤児院の動静
住民被害としての孤児の衰弱死
孤児院に従事する人々
孤児院時代が規定する戦後沖縄の福祉状況
まとめにかえて
 
第二章 孤児院前史としてのサイパン孤児院―沖縄戦以前の戦闘経過と占領政策の実験―
はじめに
サイパンでの孤児院設立の背景
ススペ孤児院からサイパン孤児院への変遷
サイパン孤児院の新設とその運営
孤児院運営の実験からわかること
まとめにかえて
 
補章 松本忠徳「自叙傳」の史料的価値を考える
沖縄とサイパンを生き抜く
サイパンを訪ねて
 
第三章 コザ孤児院と高橋通仁院長の歩み―収容人数八〇〇名説への根拠を問いながら―
はじめに―一枚の写真から―
交戦中からの孤児院の開設へ
コザ孤児院の歴代院長―開設から沖縄厚生園への統合まで―
コザ孤児院に関する文献記述から確認できること
コザ孤児院の特徴
まとめにかえて―それぞれのコザ孤児院―
 
第四章 田井等孤児院と日本軍「慰安婦」問題―沖縄戦直後の各地の孤児院研究と戦争犠牲者の類型―
はじめに
沖縄戦の現実と子どもたちの死
田井等孤児院の位置と成り立ち
在園児の人数と生活実態
孤児院従事者としての元日本軍「慰安婦」
田井等孤児院と朝鮮人「慰安婦」
あらためて日本軍「慰安婦」問題を考える
まとめにかえて―戦争が生み出す地獄の近接領域としての孤児院と「慰安所」―
 
第五章 石垣救護院の設立と幻の宮古孤児院―沖縄本島以外の孤児院をめぐる動き―
はじめに
沖縄の戦後処理と本章の課題
戦争マラリアと石垣救護院の設置の経過
石垣救護院の設置と実践
幻の「宮古孤児院」の経過
まとめにかえて
 
参考文献
あとがき