図書目録ハンコツ ノ チショウ資料番号:000060371

反骨の知将

サブタイトル
帝国陸軍少将・小沼治夫
編著者名
鈴木 伸元 著
出版者
平凡社
出版年月
2015年(平成27年)10月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
253p
ISBN
NDC(分類)
289.1
請求記号
289/Ko78
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
第一章 〝反骨の知将〟の誕生
「日露戦史は美化されすぎている」
聖典だった『日露戦史』
陸軍の風潮に真っ向から批判
日本軍の勇敢さは不変なのか
夜間攻撃への批判
「突撃攻撃」の可否の条件
「これは上へは出せんよ」
「結言」における表現の相違
家に帰ってからも研究に没頭
「軍人に憧れてなったわけではない」
陸軍幼年学校の日々
歩兵としての出発
 
第二章 実戦経験がもたらしたもの
平時の対応が有事を決する
天皇への進講
中国大陸への出征
黄河渡河作戦でのトラブル
黄河渡河作戦で得たもの
台児荘の戦い
〝必勝の信念〟への疑問
〝陸軍将校は完璧ではない〟
〝戦果〟への警鐘
陸大に兵学はあったか
「図上の勇者になるな」
第一次世界大戦に対する陸軍の評価
 
第三章 日本は「近代戦」に勝てない
ノモンハン事件研究委員会
研究委員会の二か月
近代戦に備える教訓として
物議を醸した研究報告
ノモンハン事件
肉薄戦の否定
近代戦の本質は大きく変わった
戦場機動力の価値
夜襲への批判
辻政信との再びの交錯
「機甲兵団」
困窮極まれる状況を直視
航空機の分析
総力戦への備え
戦力の損耗
大きな曲がり角での〝批判〟
 
第四章 封印された警告
「小沼は消極的だ」
近代戦か特殊戦か
公式見解は「特殊戦」
「国防の台所観」
聞き入れられなかった警告
無視され続けた「要請」
ソ連の戦力は優勢
「鉄量に勝るのは鉄量のみ」
小沼の遺伝子
組織における改革の困難
 
第五章 飢餓の島へ─歴史の皮肉
〝泥縄〟の太平洋戦争開戦
「全くの不準備」のままの戦争
東京初空襲
『幕僚戦史』
「参謀本部の中では外様大名」
ガダルカナル赴任の経緯
飢餓の島
子どもたちが見た出征
軍人としての宿命
ガダルカナルで見たもの
作戦命令に拘泥するな
ノモンハンの亡霊
五味川純平の批判
〝餓島〟となったガ島
玉砕か持久戦か
撤退
 
第六章 終戦─物言わぬ軍人
生還、そして入院
戦後の告白
「沿岸撃滅方式」の研究
家族の〝疎開〟
ルソンの戦い
武藤との作戦思想の違い
全員が「斬り込み隊」
ルソン島・戦車師団の末路
「死守」とは何か
帰還命令
本土決戦に備える
玉音放送
家族へのメッセージ
戦史研究の限界
 
終章 多くを語らなかった戦後
極貧からスタートした戦後
「戦争については話せない」
「霜を履んで堅氷至る」
 
あとがき
参考文献

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