原爆と１６歳の決死隊隊長の苦難の７０年

はしがき
1　八月一日、三菱長崎造船所が直接爆撃される
2　救助活動隊員集合命令あり
3　少年二百名だけで決死隊を編成する
4　所長の親書持参するも知事不在
5　死体を焼いて処理
6　八月二十四日、帰郷
7　ポツダム宣言
8　広島市と長崎市の爆心地は何故違うのか
9　離島出身の少年工決死隊員の生活だより
10　決死隊長の子供の物語
11　被爆者は伝染病患者あつかい
12　第八総司令官との出会い
13　仁川上陸作戦に必要な車輌の整備
14　原爆の後遺症から回復するため帰郷する
15　昭和二十七年三月、和議のため福岡市に移動する
16　露天商の手伝い、タコ部屋生活
17　アメリカ占領軍輸送機飛行場への道路建設
18　鹿児島県の沿岸埋め立て工事用車輛整備員
19　野上鉱業に車輌整備士として勤務
20　厚生保険の有無で第三者委員会に提訴
21　交通事故で両足骨折
22　就職の身元保証人は妻
23　自動車整備士集めに利用される
24　人助けをして逮捕される
25　人助けをして退職
26　医者からの宣告
27　奈良県被爆者の会
28　原爆の語り部
29　心筋梗塞で入院
30　高層マンション建設計画に反対
31　七十四歳で大学入学、七十八歳で法学部を卒業
32　司法試験を受験
33　変形性脊椎症・脊髄損傷の手術
34　妻の急死
35　原爆の死に損ない(その1)
36　原爆の死に損ない(その2)
37　原爆の死に損ない(その3)
38　原爆の死に損ない(その4)
39　原爆の死に損ない(その5)
40　日本国憲法の主として―第九条の解釈の変遷の歴史について―
41　被爆者認定申請書を提出
おわりに