ドキュメント女の百年　４

解説　女とからだの歴史(もろさわようこ)
　
I　民俗の場で
産小屋の歴史の中で―白木の女たち(田中光子)
各地の産育習俗から
　
II　みごもる・うむ・そだてる
埋もれた母の記録(三上信夫編)
産婆さんは大忙し
ろーそくの火の下で(静岡県　石井園江)
産湯の燃料にこまる(東京都　高木ちよ)
お乳の神様(米沢幸江)
家庭訪問の実況(五十嵐粂乃)
五月(いつつき)になっても、流産(なが)れんとです(金尾英明)
垂乳根(たらちね)の里へ(石川純子)
子産み　我が手で
子産みを取戻そう(山田美津子)
助産婦として(三森孔子)
準備出産クラスとからだのセンター(山田美津子)
　
III　商品化のなかで
女のからだ(みずよ)
おキミさん(森崎和江)
性病と検診(金一勉)
籠の鳥(増田小夜)
自分の娘を食う食人種の話(高垣昕二)
片隅の人生(田中さち子)
　
IV　蝕まれるからだ
病む工女たち
女工と結核(石原修)
主婦農業と健康(平塚光代)
「頸腕症候群」患者の手記(中村美治)
二十年目の森永ヒ素ミルク事件(永井文子)
草の親(石牟礼道子)
　
V　からだ解放への試み
からだからの発想(岩月澄江)
産んだ二度目―ひとりで出産に挑戦(武田美由紀)
いい食べ物は私たちの心と身体をやさしくしてくれます
ブラジャーは男のためにある(藤枝澪子)
女のからだはだれのもの?(中山千夏)
　
女の百年略年表4
　
〔カコミ〕
八重山の入墨
天保老人までが束髪に賛成
孕み女心得方
吉岡弥生先生の出産を見学
"産め・而して育てよ"
北里(新吉原)十傑の指名を求む
陸軍慰安所規則
村の女は眠れない　草野比佐男
"優生"とは何か、"劣生"とは何か?
ハイヒールと日本の女