日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた
- サブタイトル
- 編著者名
- 嶌 信彦 著
- 出版者
- KADOKAWA
- 出版年月
- 2015年(平成27年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 237p
- ISBN
- 9784041035375
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Sh35
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 シルクロードの〝日本人伝説〟
第一章 敗戦、そして捕虜
殺気だっていた敗戦直前の満州/「戦争に敗けた現実」/楽土をめざした満州国崩壊/満州で徴兵された民間人が見た赤紙/新兵、大塚武の敗戦/牡丹江の悲劇/満州の日本人は放置された/武装解除を命令した関東軍/ソ連の日本人捕虜六〇万人利用計画/日本を五つの占領区に
分割する案があった/捕虜は労働使役に利用された
第二章 抑留、劇場建設へ
永田隊は帰国の望みを断たれた/免れたシベリア送り/ウズベキスタンのタシケント、〝石の都〟へ入る/ボリショイ劇場建設という特殊任務/タシケント・第四収容所/オペラハウス建設四五七人の隊長となる/収容所長アナポリスキー/「最も重要な使命は全員が帰国することだ」
第三章 収容所長との交渉
食事とノルマ/ラクダの肉、骨ばかりの魚/全員に平等な食事を!/ソ連側と真剣交渉へ/実験/食事の公平分配に成功する/永田に一目おくアナポリスキー/〝和〟の精神を説く
第四章 誇れる仕事
増援部隊の面々/「世界に引けをとらない建築物をつくるんだ」/密かに敬愛された人物/若松をソ連も頼りにした/ダモイ第一選抜を断る/転落事故死/二人の追悼式
第五章 秘密情報員と疑われた永田
合唱団結成へ/麻雀、将棋、花礼、碁を手作り/バイオリン作りも始まる/手作りの芝居、演芸大会/演芸大会はウズベク人も親子で訪れた/民主運/「第四は民主運に遅れている」/秘密情報員と疑われた永田/「抑えつけたら、すぐわかる」/盛り上がらなかった第四の
民主運動
第六章 収容所の恋
「早く食べて」/ウズベク人に『草津節』を教える/恋人ナージャ/「ダモイなのね」/帰国前に完成見学会を/「本当にありがとう、スパシーバ」
終章 夢に見たダモイ
永田の最後の仕事は名簿の暗記だった/アナポリスキーとの再会/「もう、ダスビダーニャはないのだ」/「日本だ、日本だ」/「第四ラーゲル会」を作る/タシケントを思う/日本人伝説
あとがき
主要参考文献
写真提供
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