若者の戦後史
- サブタイトル
- 軍国少年からロスジェネまで 叢書・現代社会学;7
- 編著者名
- 片瀬 一男 著
- 出版者
- ミネルヴァ書房
- 出版年月
- 2015年(平成27年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 314,32p
- ISBN
- 9784623072910
- NDC(分類)
- 367.68
- 請求記号
- 367.68/Ka83
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 文献あり 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに―若者の戦後史・前史
若者をめぐる言説と研究の変遷
階層社会のなかの若者
存在の承認としてのアイデンティティ
一九七〇年代―若者論の端緒
一九八〇年代―情報消費社会のなかの若者
一九九〇年代以降―ポストバブル期の若者論
本書の特色と構成
第I部 戦前・戦後から高度経済成長の終焉へ
軍国少年たちの戦前・戦後
「軍国少年」というアスピレーション
奉公・献身の恣意的解釈―軍国少年の「立身出世主義」
職業軍人アスピレーションの盛衰―軍国少年たちの戦前
職業軍人志願者の教育アスピレーションと教育達成・職業達成
職業軍人志願者の社会意識
昭和日本とともに歩んだ世代のライフコース
コラム 教育機関としての軍隊
集団就職者の高度経済成長
高度経済成長と集団就職の始まり
高度経済成長期における新規学卒労働市場
若年労働力移動の制度化
集団就職世代の職業と職歴
集団就職世代の社会意識
集団就職世代のライフコース
高度経済成長と若者
コラム 東京オリンピックと出稼ぎの悲劇
モラトリアム人間の就職事情
大衆教育社会における「モラトリアムな季節」
戦後における高学歴化と学歴インフレの進行
語られ始めた「青年問題」
「モラトリアム人間の時代」の実相
「モラトリアム人間論」の検証
語られ続けた「若者」
コラム 政治の季節が終わった後で
第II部 新人類の時代から「失われた二〇年」へ
新人類の情報格差(デジタルデバイド)
「新人類」登場
「新人類」から「おたく(オタク)」へ―情報化の光と影
情報新人類論の再検証
情報コンシャス層と非コンシャス層
オルトエリートとしての情報新人類?
情報社会における市民的公共圏の可能性
コラム 情報新人類の前衛と末裔
もう一つのロスジェネ
愛と労働とアイデンティティ
若年労働者の二極化―現代の「アリとキリギリス」
若年労働者の労働時間
若者に時間と象徴文化を
コラム 「すんきゃーヤバい」ロスジェネ
若者文化の行方
変容する戦後
「絶望の国の幸福な若者」をめぐる二つの仮説
若者文化の再構築へ
文献案内
おわりに
引用文献
人名・事項索引
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