図書目録ユカワ ハカセ ゲンバク トウカ オ シッテ イタノデスカ資料番号:000060184

湯川博士、原爆投下を知っていたのですか

サブタイトル
"最後の弟子"森一久の被爆と原子力人生
編著者名
藤原 章生 著
出版者
新潮社
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
205p
ISBN
9784103394310
NDC(分類)
289
請求記号
289/Mo45
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 湯川博士の謎と〝最後の弟子〟
2007年、湯川秀樹博士の生誕100年にあわせて記事を書くことになった私は、〝最後の弟子〟と呼ばれる森一久さんと出会う。81歳の森さんは、大きな疑問に苛まれていた。 答えを知る恩師はもういない。半世紀を越えた謎を追う、ふたりの調査が始まった。
 
第二章 ジャーナリストからインサイダーへ
1994年、京大理学部に進学した森さんは湯川博士の下で研究を進める。ところが、翌年8月、両親を疎開させようと戻った故郷・広島の爆心地で被爆。父母ら身内5人を喪い、自身も死線をさまよう。 恩師の助言に従い、ジャーナリストとして揺籃期の原子力を監視するようになった
彼は、次第に原子力村の中枢へと導かれていく。
 
第三章 そして、「村」を出る
原子力という〝毒〟を飲む以上は、借り物でなく、自前の研究を積み重ねるべきだ―。しかし、現実は反対方向へ進み、自分に「原子力の監視役」を託した恩師はこの世を去る。 東海村のJCO事故で感じた絶望。変質する原子力村。そして体制内部の監視者を自任した男が
決断を迫られるときがきた。
参考文献

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