池上彰の戦争を考える
はじめに
アジア・太平洋戦争の戦線
100年戦争年表
第1章 戦争はなぜ始まりどう終わるのか?
第2次世界大戦と太平洋戦争はイコールではない
戦争への道のりを語るうえで欠かせない場所「満州」とは?
日本が国際連盟を脱退 国際社会から孤立していく
日中戦争始まる 悪化する米英との関係
リメンバー・パールハーバー ハワイ真珠湾の奇襲攻撃
日独伊VS米英 国民生活は窮屈に
戦争はどのように進んでいったのか 勝負を分けたミッドウェー海戦
優位に立ったアメリカ軍の次なる標的はガダルカナル島
本土への大空襲、死の沖縄戦 敗戦の時代
終戦の日は8月15日ではない!? 国際法上、終戦は9月2日
第2章 戦争を終わらせることの難しさと戦後復興
天皇から国運を託された鈴木貫太郎 陸軍は本土決戦を唱えたが
「subject to」をどう訳すか その解釈で意見が分かれた
陸軍の戦争継続派によるクーデターが勃発
GHQの占領下に置かれた日本 アメリカのしたたかな戦略
終戦前後に起きた4大地震 それでも日本は立ち上がった
第3章 戦争を起こした独裁者と熱狂
すべてはお国のため! 庶民の生活はだんだん窮屈に
お国のためと熱狂する国民をさらに煽ったマスコミ
ヨーロッパでも熱狂があった 独裁者の共通点は?
「ユダヤ人」という敵をつくりドイツ国民を団結させたヒトラー
独裁者ヒトラーがいまに続く〝あの問題〟を生んだ
第4章 戦争をどう伝え、人々はどう受け止めたのか
12月8日、真珠湾攻撃 そのとき日米はどう動いた?
ハワイの日系人に対し地元の日本語新聞は?
「大本営発表」のウソ 戦果は6倍、損害は5分の1
軍に屈せず、軍の大演習を批判 一人で戦ったジャーナリスト
規制と戦ったメディア 戦略に利用されたメディア
第5章 戦争の悲劇が生み出した言葉
凄惨をきわめた沖縄戦 なぜ沖縄が戦場となったのか
従軍看護婦として動員されたひめゆり学徒たちの悲劇
「北のひめゆり」といわれる9人の乙女が残した言葉
若くして非業の死を遂げた学徒たち 遺書や遺稿に心の叫び
発表されなかったもう一通の遺書に痛烈な軍部批判が綴られていた
第6章 あの言葉が世界を変えた!?
外交のキーパーソン 松岡洋右の狙いはどこにあった?
ヒトラーが台頭したミュンヘン ビアホールでの演説と熱狂
東西冷戦の真っただ中にいたケネディの言葉とは?
番組取材 ~戦争の現場を訪ねて~
旧ユーゴスラビア内戦の町サラエボの戦争の爪痕
戦争体験を次の世代にどう伝えていくのか?
現代の独裁者カダフィとは何だったのか?
ナチス・ヒトラーの殺人工場 アウシュビッツ強制収容所
Column
2015年で終戦から70年。 あの戦争を何と呼ぶか?
戦後レジームからの脱却!? 歴史修正主義者とは?
戦後70年の節目、安倍首相談話は?
池上の視点。 「日本国憲法の前文」に注目
憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認へ!?
歌でたどる「戦争と平和」