図書ダイドコロ ニ ハイセン ワ ナカッタ000060114

台所に敗戦はなかった

サブタイトル1~10
戦前・戦後をつなぐ日本食
編著者名
魚柄 仁之助 著
出版者
青弓社
出版年月
2015年(平成27年)8月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
206p
ISBN
9784787220615
NDC(分類)
383.8
請求記号
383.8/U79
保管場所
紹介本
内容注記
和書
目次

はじめに
第1章 すき焼き
一九二六年の「すき焼き」
鋤や鍬で本当にすき焼きができるのか
すき焼きのプロトタイプ
家庭百科事典の「すき焼き」
すき焼きとはなんだ?
大阪からやってきたすき焼き
すき焼きを語る人々
変わりすき焼きのいろいろ
そばすき焼きという最終形態

第2章 サンドイッチ
サンドイッチが和食になった頃
和製サンドイッチは米不足が生みの親
一九三三年(昭和八年)の「ツナサンド」は鰹節
テリヤキバーガーの先祖はもしかして
穴子サンド
和風オープンサンドは海苔トースト
寿司とサンドイッチ

第3章 うどんとマカロニ
あべかわはマカロニで
スパゲティ、マカロニ、麺類珍品集
マカロニ鍋のいろいろ
うどんのトマト和え
そばナポリタン
マカロニ(西洋うどん)の折り方
マカロニはご飯のおかず?
『日々活用お料理辞典』から「マカロニー」の項を開くと……
うどんで、かりんとう
うどんで、パン
うどんで、ビスケット
うどんで、プリン
うどんのコロッケ
うどんのうに焼き

第4章 ねぎま
「ねぎま鍋」のナゾ
マグロは赤身か、脂身か
一九七〇年代からさかのぼる「ねぎま」
一九六〇年代の「ねぎま」は
一八五〇年代のねぎま汁をたずねて
ねぎあ 戦時篇
日本陸軍調理法でのねぎま
ねぎま鍋の黄金時代
「ネギ鮪」が「ネギ間」に変わるそのとき
マグロの脂身は足が早い
冷蔵庫で下剋上
一九八〇年代の脂身事情
一九九〇年代は偽装大トロ時代
ねぎま鍋の生い立ちから終焉まで

第5章 人工葡萄酒
葡萄酒の自家醸造は合法?だった
つくりませう! 葡萄酒
甘味代用の葡萄酒も自家醸造だった
自家醸造のトマト酒
人工葡萄酒は黒豆で

第6章 おしるこ&珍スイーツ
ハイカラさんのバナナ料理
和食?洋食?不明のバナナ料理の数々
バナナの皮?
バタくさい葛湯はピーナッツで
やまいもでホットケーキ
おはぎ作りは里芋で
柿で柿餅、柿団子、ブレッド・プッディング
梨もどきは陸軍のデザートにもなった
お汁粉の歴史 戦前篇
お汁粉の歴史 戦後篇
汁粉は……小麦粉で

第7章 カルピスもどきと代用コーヒー
まさしくカルピス
カルピス・のようなもの
モダンドリンク集
黒豆コーヒー
紫蘇コーヒーは熱中症対策か?
大麦コーヒーは麦芽飲料だった
滋養農村コーヒーのこしらえ方
米糠コーヒー、米糠油

第8章 玉子チーズ
質問:玉子からすみって、何ですか?
玉子チーズは「特許品」ですと?
玉子チーズの前身は玉子からすみだった
チーズとからすみはおんなじだった
玉子チーズのルーツは味噌漬けだった

おわりに