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伊福部昭と戦後日本映画

サブタイトル1~10
IFUKUBE AKIRA 1914-2006 叢書・20世紀の芸術と文学
編著者名
小林 淳 著
出版者
アルファベータ
出版年月
2014年(平成26年)7月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
196,10p
ISBN
9784871985857
NDC(分類)
762
請求記号
762/I22
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
文献あり 作品目録あり 索引あり
和書
目次

はじめに―伊福部昭の道程
第一章 伊福部昭と映画音楽
伊福部昭と映画の出会い
伊福部映画音楽のフォーム
伊福部映画音楽の位置づけ
 
第二章 東宝映画と伊福部映画音楽
東宝の成立と映画音楽作曲家・伊福部昭の誕生
映画音楽デビューを飾った『銀嶺の果て』
映画音楽作曲家として歩みだした時代の響き
谷口千吉と千葉泰樹の映画にかぶさった伊福部映画音楽
東宝人間ドラマ映画を彩った伊福部リリシズム
伊福部昭と『ゴジラ』
伊福部SF特撮怪獣映画のとどろきと形態
豪放かつ繊細な鳴りが共存した伊福部東宝時代劇映画音楽
一九七〇年代初期の東宝カラーに融け込んで
『銀嶺の果て』から三十年、再び『銀嶺の果て』へ
 
第三章 大映映画と伊福部映画音楽
大映誕生の産声とともに
黒澤明、伊藤大輔、吉村公三郎、新藤兼人との仕事を経て
大映東京プログラム・ピクチャー映画を彩った響き
大映京都時代劇映画で展開した音楽演出
伊福部昭と『釈迦』
大映京都特撮映画の傑作群を奏で上げたサウンド
座頭市の孤独感と流浪の悲哀をうたった伊福部ボレロ
大映京都時代劇映画の終焉に合わせて
 
第四章 東映映画と伊福部映画音楽
東横映画を端緒として
関川秀雄との濃厚なる協同作業
東映の匠(たくみ)たちとの仕事のなかで
中村錦之助主演作を担った音楽フォーム
『わんぱく王子の大蛇退治』から再び関川秀雄へ
 
第五章 日活映画と伊福部映画音楽
日活の誕生、製作再開の時代へ
伊福部と日活を引き合わせた近代映画協会
一九五〇年代日活カラーの一端を担った響き
『ビルマの竪琴』と日活活劇映画隆盛期のなかで
中平康と伊福部の音楽的呼吸感
伊福部の日活を象徴する二本の熊井啓監督作
 
第六章 松竹映画と伊福部映画音楽
松竹映画の成立と<松竹大船調>の確立
大庭秀雄とのいくつかの仕事を通して
一九五〇年代、伊福部松竹大船映画音楽の鳴り
<松竹ヌーヴェル・ヴァーグ>の果ての松竹映画から聞こえた伊福部映画音楽
 
第七章 独立映画プロダクションと伊福部映画音楽
吉村公三郎と新藤兼人の気概と執念
伊福部昭と『原爆の子』
近代映画協会作品における伊福部映画音楽のきわだち
世界的巨匠監督との一期一会
現代ぷろだくしょん作品における伊福部映画音楽演出
関川秀雄の熱き想いを音楽表現した作品群
埋もれた映画たちの息吹を奏でて
 
第八章 ドキュメンタリー・文化映画と伊福部映画音楽
ドキュメンタリー映画会社の戦後の歩みとともに
伊福部昭と岩波映画製作所の邂逅
岩波映画製作所の発展と高村武次の台頭
高村武次監督作を筆頭として
機械への共感と北の大地への想い、ドキュメンタリー映画音楽担当者として
一九九〇年代に鳴りわたった伊福部ドキュメンタリー映画音楽
あとがき
参考文献一覧
伊福部昭創作品リスト
伊福部昭 映画作品 映画会社別リスト
索引