もうひとつの小さな戦争
- サブタイトル
- 小学六年生が体験した東京大空襲と学童集団疎開の記録 光人社NF文庫
- 編著者名
- 小田部 家邦 著
- 出版者
- 潮書房光人社
- 出版年月
- 2015年(平成27年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 16×
- ページ
- 198p
- ISBN
- 9784769829119
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/O81
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一部 空襲
海軍士官のカッコよさにほれ込む
落下傘の模型で屋根から降下し、大失敗
自宅の庭に家族八人用の防空壕を作る
ゲートルを巻くとカッコいいし、実用性も高いのだ
ぼくは模型飛行機作りと絵を描くことが得意だった
ぼくが常に見ていた「夢」と「憧れ」は……
学校では自給自足のために鶏や豚の飼育も始めたが
警戒警報と空襲警報が鳴ると忙しくて大変だ
飼育中の豚が被爆して死んでしまった
B29の大編隊と日米戦闘機の空中戦
墜落したB29を見に行き、その大きさに驚いてしまった!
悪天候なのになぜ正確に編隊飛行するのか
なんと言っても機銃掃射は恐ろしい
わが友軍機がB29に体当たりを敢行した
夜間空襲に飛来したB29が木っ端微塵に砕けた
東京大空襲は東の夜空を赤く染めた
第二部 疎開
いよいよ最後の学童集団疎開が実施された
疎開先は八ヶ岳山麓の立派なお寺だった
お寺で迎えた疎開第一夜の出来事は……
東京の父兄に送られた疎開生活第一信
朝食の前に必ずしなければならない「読経」
地元の子と「東京っ子」
毎日粗末な食事で腹が鳴りっ放しだった
食糧不足は野菜で補え! それにはまず堆肥作りからだ!
蜂に刺されて動転!
蚤や虱の大群が攻めてくる!
近くの農家を訪ねては勤労奉仕
七月になって三年生の妹が寮にやって来た!
蛙の脚は美味かったが、蛇は食えたもんじゃなかった!
滝壺に落とされたお陰で泳げるようになった
ついに東京も荻窪も全滅してしまったのか
「敗戦」ってなんだッ?
うちわでホタル狩り
蚕のさなぎは最高のおやつだった!
イナゴを捕まえないと、明日のおかずがないッ!
卵は先生たちが盗み食いしていたッ!
寮長をさんざん懲らしめて、全員山へ逃げ込んだ!
山狩りにあって大脱走計画は失敗に終わった
風呂焚き番を希望して、こっそり焼き芋を楽しんだ
ヘッピリ虫まで嚙んでしまったッ!
超大型掘ゴタツで毎日みんなは目を回す?
やっと東京へ帰れるときがやってきたッ!
東京に着いて見たら、驚いたッ!
おわりに
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