紙芝居人生
プロローグ
第1章 街頭紙芝居の世界へ
上田商会のこと
「若い人はええなあ、しっかりやりなはれ!」
はじめての師匠、森本さん
二番目の師匠、久米さかえさん
紙芝居屋への第一歩
第2章 心に残る子どものころの街頭紙芝居屋
紙芝居のおっちゃんたち
辻に立つ一人芝居―活弁流しのおっちゃん
爆弾飴と燃えるアミダクジ
紙人形芝居「立ち絵」のおじさん
リヤカーの簡易映画館と手製の幻燈機
大判紙芝居
鏡に映す紙芝居
レコード伴奏つき紙芝居
第3章 子ども時代
中津町界隈の今昔
生死の境をさ迷う
古物商の父
駄菓子屋と物売り
小学校入学―剃り落とされた眉
友達の絵
子どもの遊び
軍国主義への道
映画にのめりこんで
小学校との別れ
第4章 少年時代
工場勤務
初めての職場
初恋
両親の疎開準備
戦争の前に押し流される夢
消防署勤務
少年消防士を志願
消防署へ
赤鬼・青鬼のビンタ
実技訓練
大淀消防署勤務
署長の手廻し映画会
意中の人との再会
両親の大垣疎開
大阪空襲
仲間が殉職
大垣でも空襲が
玉音放送
再就職
双葉電気に就職
アサノセメント・中津工場へ
第5章 労働運動へ
復員した兄の共産党入党
将来の夢を語り合った先輩、稲田さん
労働組合の誕生
アサノセメント退職
地区委員会にて
二・一スト前後
共産党惨敗!
メーデーに参加する
画家、柏尾喜八郎氏との出会い
アカハタの配布活動
兄の辞任
生活協同組合へ
再び労働組合へ
はじめて手に入れた画材
組合事務所の新築
チェコの雑誌の表紙を飾ったポスター
前進座公演「レ・ミゼラブル」
吹き荒れる世相
警察の手がしのびよる?
ジェーン台風、関西を襲う
レッドパージの追い打ち
組合事務所にMPが・・・
第6章 街頭紙芝居の世界へ
街頭紙芝居屋
街頭紙芝居屋のおっちゃんになる
紙芝居「怪天鬼」と絵
新しい場所の開拓
紙芝居と絵の勉強と
是々非々の日々を生きる
東京の絵はよろしおまっせ
田中画劇社―北大阪地区最多を誇る会員数
阪本さんの実演をみる
紙芝居機関紙の発行にむけて
機関紙活動と紙芝居業界の質の改善にむけて
「紙芝居月報」発刊される
関西教育紙芝居協会の設立と関西紙芝居月報の発行
加太こうじ先生、来たる
旧友・具志堅氏も街頭紙芝居業者へ
機関紙「アミコン・ロンド、ともだち会月報紙芝居」発行
紙芝居画家をめざして
水木しげるさんのアドバイス
加太こうじ先生に師事する
修行の日々
加太先生からみた小森という弟子像
絵描きとして歩きだしてはみたものの
共同紙芝居「共友社」の配給元となる
街頭紙芝居業界との訣別
第7章 もう一つの足跡
画家をめざす日々
市立美術館へ・・・二足のわらじをはいて
小渓住久さんのこと
道修町の研究所へ
佐伯祐三画伯の画集をみる
美術集団・レアラ・ロンドの誕生
発会式は珍料理に舌つづみ
第一回創作展に「渓谷」を出展
出会い、そして結婚へ
母親の死
エスペラント協会
保育所での紙芝居公演
第三の女性
志賀米子さんと私
結婚に向けて
交際のなかで
関門は厚く
祖父母と対面する
ささやかな祝宴
新婚のころ
引っ越し
その後
デザイナーとして再出発
大手電飾会社に転職する
写真店の営業へ
8ミリ映画「街頭紙芝居」を作成する
SLイラスト展を開く
資料編
「たすけて」について
紙芝居の作り方
人物を描く
背景を描く
下絵から墨入れまで
用具および画材
紙芝居づくりのテクニック
小森時次郎 紙芝居作品一覧
あとがき
参考資料