図書ジュウヨンサイ カラ ノ センソウ ノ リアル000059959

14歳からの戦争のリアル

サブタイトル1~10
14歳の世渡り術
編著者名
雨宮 処凛 著
出版者
河出書房新社
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
243p
ISBN
9784309616957
NDC(分類)
319
請求記号
319/A42
保管場所
開架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

はじめに
第1章 イラク戦争に行った元兵士の告白 元アメリカ海兵隊員 ロス・カプーティさんに聞くイラク戦争のリアル
戦場へ行けば「英雄(えいゆう)」になれる
報復(ほうふく)につぐ報復
「最悪の虐殺(ぎゃくさつ)」に参加して
帰国―「英雄」視されることの苦しみ
償(つぐな)いつづけるということ
日本はこのままアメリカに協力していくのか
 
第2章 24歳が経験した太平洋戦争 俳人 金子兜太(かねことうた)さんに聞くあの戦争のリアル
「戦争で勝てば、日本は楽になる」
人間なんて将棋(しようぎ)の駒(こま)
戦争が悪だとわかってはいても
南方第一線へ
大空襲(だいくうしゅう)で黒焦(くろこ)げの島に降り立つ
底をついた食糧(しょくりょう)
非業(ひごう)の死者―仏様のように死んでいく
米軍の捕虜(ほりょ)に
トラック島へは二度と行かない
戦後70年―せまる徴兵(ちょうへい)への危機感
 
第3章 戦争の現場で起きていること ボランティア活動家 高遠菜穂子(たかとおなほこ)さんに聞く戦場で生きる人々のリアル
ボランティアへの道
マザー・テレサの孤児院(こじいん)へ
テレビで見た911、そしてアフガン空爆(くうばく)
「本当の戦争が始まった」―大規模戦闘(せんとう)終結宣言後のイラク
突然の拉致(らち)、「人質」に
「自衛隊が来ていたら危なかった」
もうひとつの人質事件
最新兵器がもたらす悲劇
なぜ「イスラム国」は生まれたのか
 
第4章 戦争を終わらせる方法 紛争屋(ふんそうや) 伊勢崎賢治(いせざきけんじ)さんに聞く各国紛争地のリアル
インドに留学、世界最大のスラムへ
内戦直前のシエラレオネへ
焦土(しょうど)の東ティモールで県知事となる
「皆殺しにしました」
軍法のない自衛隊を海外に出すべきではない
シエラレオネで武装(ぶそう)解除
「親を殺せ」と命じられる少年兵
燃やされる3000丁のカラシニコフ
次はアフガニスタンへ
「平和」をブランドに
「紛争屋」のギャラは?
 
第5章 月収13万円、料理人、派遣先・イラク ジャーナリスト 安田純平(やすだじゆんぺい)さんに聞く戦場出稼(でかせ)ぎ労働のリアル
民営化する戦争の実態
激戦地の料理人
麻痺(まひ)してゆく感覚
後方支援(しえん)ってなに? 戦闘地域ってどこ?
戦争という公共事業
新聞社を辞(や)めて戦地へ行ったわけ
イラクでの拘束(こうそく)、助かった理由
先輩(せんぱい)ジャーナリスト、後藤健二(ごとうけんじ)さん
人質事件と「自己責任」
戦地で死なないノウハウ
戦争という貧困(ひんこん)ビジネス
アメリカの経済的徴兵制
奨学金延滞(しようがくきねんたい)者が防衛省でインターン?
戦場ジャーナリストからのメッセージ
 
第6章 徴兵拒否でフランスに逃げた若者 亡命者 イ・イェダさんに聞く韓国徴兵制のリアル
日本での記者会見の全文
兵役か、刑務所か
手塚治虫『ブッダ』との出会い
亡命先の国えらび
21歳、すべてを捨ててフランスへ
兵役拒否団体「戦争のない世界」
亡命で広がった世界
 
第7章 集団的自衛権ってなに? 元自衛官 泥憲和(どろのりかず)さんに聞く自衛隊のリアル
元自衛官の叫び
自衛隊ってどんなところ?
自衛隊が戦地に行くと、どうなるの?
邦人(ほうじん)救出、ぶっちゃけ無理
日本が攻められたらどうするの?
「自衛隊は日本最大の反戦団体」
 
第8章 女優が見た戦争 女優 赤木春恵(あかぎはるえ)さんに聞く戦争のリアル
戦時中の女優
空襲を逃(のが)れ、満州の劇団へ
玉音放送と借金
おばあさんに変装
日本への引き揚(あ)げ
ニンニク味噌(みそ)とDDT
長兄、そして次兄の死
「青春そのものがなかった」
70年分の眠(ねむ)れぬ夜
おわりに
参考文献(ぶんけん)