図書アルミニウム ガイシ000059958

アルミニウム外史 下巻

サブタイトル1~10
北海道のサトウキビ
編著者名
清水 啓 著
出版者
カロス出版
出版年月
2002年(平成14年)4月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
488p
ISBN
4874320120
NDC(分類)
565
請求記号
565/Sh49/2
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

序章
第一章 蘭省の花の時
蘭省の花の時 甘えの構造 須臾(しゅゆ)の栄え 有効需要と高度成長を支えた原料
 
第二章 一三五度線の頼りになる友朋
ビョンド・ディペンデンス キャプテン・クックは豪州を発見したか ポゼション・アイランド 豪州メルボルン 一九六〇-一九六一年、メルボルン 一九六〇-一九六一年、アルコアの革新(イノベイション) 一九四一-一九四二年、メルボルン、メンジース・ホテル 
豪州の至福の黄金時代、ミレニアム(Millennium) 一九六〇年五月、東京-メルボルン 一九六〇年五月一六日~二二日、メルボルン、メンジース・ホテル ミュチュアル・ディペンデンス(相互依存) コマルコと昭和電工のディペンデンシー ソーダーかプリベイクか 
ふたたびビョンド・ディペンデンス
 
第三章 近代への挑戦
日本のアルミニウム 詩人金子光晴とバトパハ・ボーキサイト シンガポール海峡に沿って アルコアと昭和電工 高橋本枝について 住友の挑戦 近代化と日本の貧しさ
 
第四章 ボーキサイト
アルミニウムは鉱業製品 アルキャン・ギニア・ボーキサイト(一九二〇-一九四三年) アルキャン・ギニア・ボーキサイト(一九四四-一九五三年) エル・ドラド ド・ゴールの敗北 新しい役者ハーベイ登場 ギニア・ボーキサイト、一九六八年以降 アルキャン・ジャマイカ
 IBA(国際ボーキサイト生産連合) トロンベタス ブラジル・ボーキサイトとアルミナ
 
第五章 アルミナ生産に起きた革新
それは豪州で始まった 戦艦大和-海上輸送革命-臨海工業革命 アルミナ工場の革命 豪州のアルミナ工場 QAL アルコア・オーストラリア-AWAC ワースレイ・アルミナ工場-レイノルズ ゴウブ・アルミナ工場-アルスイス 一九七〇年以降にアルミナ産業に起きた革新の総括
 
第六章 電力と通貨
近代への挑戦と電力 電力需要の増大 東信電気と森矗昶 味の素本舗鈴木商店 国家統制が生んだ甘えの構造 電力の国営と大和田悌二 一九四五年八月二六日の不思議 傾斜生産と電力産業 バーレン、エネルギー革命の発祥バンドン会議とOPEC OECDのアルミニウム工業報告書 
安西正夫『アルミニウム工業論』と中島・村津論文 ニクソン・ショック 通貨危機の背景 スミソニアン体制からプラザ合意へ 六日の菖蒲(あやめ)
 
第七章 黄金の六〇年代、その光と影
人類、月に立つ(A man on the moon) ゆたかな社会(The Affluent Society) エネルギー革命 ダムの時代 ダムの時代、カナダ カナダ、ケマノ計画(キチマット製錬所) 疑似エネルギー革命(Phony energy revolution)
 
第八章 アルコアの一つの黄金時代
一九五八年から一九七〇年、アルコアの役員室 黄金時代、アルコアの成長の位相 フランク・マギー マギーと安西正夫、「ガ」と「モ」の軽重 フリッツ・クローズ ジョン・ハーパー クローム・ジョージ そこにある危機
 
第九章 糾れ(よじれ)の研究
古河と住友 中川末吉と古河各社 古河商事破碇の顛末 中川と重工業化 中川と日本アルミニウム株式会社 中川の異形と経営哲学 中川と日本軽金属 戦争が終わって、日本軽金属の古河ばなれ 古河とアルコア 古河とアルコアの別離 大屋敦、長井玄蕃頭尚志、三島由紀夫 
永井と大屋 大屋敦 大屋とアルミニウム 住友二つの糾れと小山田裕吉 戦後に起きた住友の糾れ 教祖の季節 古河と住友の合併
 
第十章 北海道のサトウキビ
北海道のサトウキビ アルミニウムは化学工業に馴染まない 容赦なく アルミニウム製錬は鉱業(Minin Industry)である 安西正夫とエンザス
 
第十一章 日本アルミニウム製錬の壊滅
壊滅への道、並木レポート 壊滅への道、並木レポート以後 アルミニウム産業の一貫(垂直統合)とは何か 酒田製錬の意義 一九六八年レポート、治者と被治者 予知不能
 
終章 盲人の寓話
盲人の寓話 寡占(Oligopoly)への回帰
参考文献