13歳の関東軍兵士 増補版
序にかえて
一、 陸軍燃料廠関東軍満州第二三八部隊
陸軍燃料廠
開戦前夜日本の航空燃料の実情
四平工廠の合成技術
満州移住
陸軍燃料廠技養生徒隊
内務班教育
上官に敬礼
不寝番
所持品検査
朝鮮人の戦友
虱の発生と外出の思い出
メエーメエー仔山羊の歌
研究室へ配属
外泊許可
節水強化違反で処罰
積立金紛失
陣中慰問と村上の怪我
ボロをまとった生徒隊
後輩と学徒の入隊
ラブレター事件
盗難事件
物々交換で空腹を満たす
人肉事件
戦局切迫・米軍の沖縄占領
満州空襲
原爆投下・ソ連軍の侵攻
関東軍兵士に任命
終戦の詔勅下る
敗戦直後
武装解除
ソ連軍進駐
抑留始まる
前島の運命
貴金属類の行方
身辺諸事
高林兄弟
少年特務
関東軍所属の少年達
二、 満州第十九部隊貨物廠収容所
脱走者の身代わりに収容所行きの指示
ソ連軍の収容所へ
脱走の罪で銃殺の宣告
重労働作業始まる
兵舎の夜
脱走者と交代の真相
イワノフとの出会い
外部作業
山羊の乳
義勇隊員との別れ
夜盗の侵入
過労の影響
死体埋め作業
中原はやくざだった
山羊毛との再会
食べ物の話題
ソ連兵の側面
監視兵と射撃を競う
目前の射殺
シベリア行きの指示出る
監視兵との別れ
イワノフとの別れ
解放され東門街へ戻る
トラックが来ない
三、 遼北省立油化工廠
東門街の生活
燃料調達と商売
燃料生産再開
家族と再会
幻滅の郭家店
遼北省立油化工廠
汽車股(自動車係)へ配属
内戦の予感
八路軍の包囲網強まる
ペストの流行
八路軍侵攻
八路軍の中で
八路の少年兵
中央軍迎撃の準備
八路軍へ入隊勧誘
中央軍の反撃
隣家と連絡口をつける
争奪戦の背後で
森永さんの死と使役射殺
八路兵の侵入
人民裁判
従軍看護の割当
狙撃兵の勧誘
八路軍入隊の挫折
八路軍の撤退と中央軍の進駐
春到来
中央軍の進駐
堀内さんの悲劇
八路軍撤退後の状況
父の負傷
少年時代回顧(一)
少年時代回顧(二)
四、 黄土の地よさらば
居留民会の連絡員
初めてのアイスクリームと間宮との再会
引揚げ前夜
技術残留の要請
技術残留
引揚げ開始
公文書紛失
軍隊との絶縁
引揚げ行
錦州収容所
所持金紛失に気づく
残留者が来ている?
技術残留の挫折
最後の引揚げ列車
引揚げ船
佐世保上陸
マーリンキ・ソルダート故郷へ
<増補> シベリアへ送られた少年と関東軍
シベリア抑留者の新資料発見される
在満邦人シベリア抑留の根拠と発端
旧陸軍燃料廠の幹部総会
脱走者の身代わり
奉天工業の動員学徒
間島中学の動員学徒
生還した同期生との再会
抑留死亡者名簿の少年たち
義務教育年齢の法改正
シベリア抑留者の著作
関東軍に所属した少年たちの戦後
あとがき
増補版あとがき