一枚の自分史　１

はじめに
一枚の自分史
寝ずに河を渡れ　～後方支援兵の日々～（静岡県・高野重三郎）
ある母の慟哭　～香りの記憶～（北海道・高久裕子）
十五歳の志願兵　～御蔵島の母へ～（埼玉県・広瀬修）
偵察機「彩雲」に乗って　～鹿屋への思い～（東京都・大川和久）
あの日、東京大空襲　～一家を支えてくれた故郷の竹～（東京都・飯田佐紀子）
内地勤務の過酷　～祖父からの贈り物～（東京都・関根孝）
戦地からの便り　～二五四通の思い～（東京都・鈴木喜美子）
初年兵、北支へ　～両親の思い～（神奈川県・高山直智）
私の学童疎開　～国は人を守らなかった～（千葉県・田中良子）
南方マロン陣地の死闘　～何も語らなかった父の思い～（東京都・三瀬隆）
戦争と中学生の私　～勤労動員、演習そして平塚大空襲～（神奈川県・秦野篤二）
戦いとは、錯誤の連続　～部下を持つ責任～（東京都・稲葉芳郎）
満州で逃げ惑って　～ソ連軍の収容所に入れられるまで～（ロンドン市・山中結莉）
軽巡洋艦「由良」艦長　～職業軍人の誇り～（埼玉県・佐藤向陽）
幾多の襲撃を越えて　～祖父の残した自分史より～（東京都・今里勝信）
日本人是好朋友　～楽しき幼年時代の日々～（京都府・荒川佳夫）
インドから見た戦後復興　～「さくら丸」の思い出～（千葉県・武田文恵）
孫娘が地図に描いた私の戦争体験（前田義寛）
　
特集1　「広島原爆体験記」
爆心地3キロの記憶　～人生を変えた一日～（神奈川県・斎藤孝）
父戦死の報で疎開、命を拾った　～原爆ドームへ思い～（広島県・寺尾興弘）
　
特集2　「絵で綴る戦争体験」　画文集『友ありて』より（上谷謙二）
あとがき
解説（色川大吉）