ビルマ戦記　新装改訂版

序（瀬島龍三）
第一章　波瀾の人生への門出
祖国防衛を志す
物情騒然の世情
　
第二章　日支事変の火蓋
盧溝橋の一発
母校へ帰る
　
第三章　ジリ貧の国運
勝敗を分ける根源
ひそかな憂慮
掉尾の勇
　
第四章　征途にのぼる
身命をなげうって
ビルマ方面軍司令部
　
第五章　友邦ビルマ
ビルマの地理
産業と英国植民地政策
闘争と屈従の歴史
悲願の独立
　
第六章　ビルマ防衛急迫す
一般情勢
ビルマの制空権
インド洋の制海権
ビルマ防衛の強化
ビルマの縦深戦力
　
第七章　苦難の序曲
楯兵団の牽制攻撃
シンゼイワの円筒陣地
参謀長とともに
大きな疑念
　
第八章　世紀の作戦
インパール作戦開始
孤軍奮闘
　
第九章　悲劇のインパール
相つぐ悲報と戦況視察
戦況報告の波紋
苦悩の日々
　
第十章　北ビルマの激闘
菊兵団の激闘と安兵団の救援
龍兵団の迎撃作戦
意を決して前線へ
北ビルマ崩壊に瀕す
ジャングルの墓場
　
第十一章　派遣参謀
第三十三軍司令部
断作戦計画
敵の重囲の下で
辻参謀の捨て台詞
敵将の逆感状
　
第十二章　ビルマ方面軍の再建
敗軍再建の大任
後方主任者会議
敗軍の将
方面軍司令部の改編
雨期明け作戦計画
方面軍の後方計画
現地自活計画
エナンジョン油田
　
第十三章　変転する作戦準備
弛緩する軍紀
各軍戦局の推移
インド独立の志士ボース
不渡り手形
予想戦場の偵察
夢のビルマ国軍動員
　
第十四章　昭和二十年の幕明け
盟友の戦死
決戦前夜
南方軍後方主任者会議
右後方敵機
　
第十五章　情報に敗れたイラワジ会戦
メークテーラ作戦会議の怪
敵機甲部隊メークテーラに突入
必勝軍の攻撃失敗
方面軍後方の難題
不穏な空気のビルマ国軍
敵機甲部隊二百輛の真相
　
第十六章　緊迫するビルマ情勢
ビルマ国軍の反乱
ラングーン大爆撃
　
第十七章　最後の死闘
参謀長に従い前線へ
別れの酒
重任を帯びて
退却をつづける日本軍
精鋭無比、龍兵団
　
第十八章　全軍崩壊の危機
さらば龍兵団
ケマピユ司令部
一期一会の別れ
山嶮を越えて
感激の握手
　
第十九章　敗軍の司令部
ラングーン撤退の醜態
威信地に落ちて
総軍参謀長への私信
奇跡の生還と落日の祖国
　
第二十章　空前絶後の敵中突破
第二十八軍救出準備
ペグー山系集結の苦闘
竹筏に運命を託して
　
第二十一章　無条件降伏と戦後の世界
終戦の詔勅
チャンドラ・ボースの死
勝者の蛮行
世界の流転
資料提供者・参考文献
あとがき