図書アノヒ ピカドン ガ000059891

「あの日」ピカドンが

サブタイトル1~10
見習い看護師、広島での被爆体験を語る
編著者名
服部 道子 著
出版者
文芸社
出版年月
2015年(平成27年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
122p
ISBN
9784286165295
NDC(分類)
916
請求記号
916/H44
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

はじめに

第1章 戦時下の青春
生い立ち
父の任地・広島へ
語って聞かせられなかった祖父の思い
いやおうなく戦火の中に投じられていく
昭和高等女学校の選択科目看護科に進む
学徒動員で勤労に明け暮れる日々
切り上げ卒業して軍医部に従事

第2章 広島に原子爆弾投下
初めて見た飛行機雲
バケツを持ったまま意識を失う
防空壕に避難
「軍医部の各隊員は治療に専念しろ!」
「死ぬときはきれいに死ね」
見習い看護婦、不眠不休で大奮闘
「アッ、赤ちゃんの首がない!」
こんな悲惨な死に方はしたくない
家族そろって“最後の晩餐”
驚くべきモルヒネの力
ヤケド患者にはバターを塗って治療
ウジにくわれるまま、なすすべもなく
そして終戦、日本は敗けた!
敵兵に八つ裂きにされるかもしれない

第3章 広島を離れて青森へ
屋根のない貨物列車に揺られて
道連れは6頭の馬と2人の兵隊さん
青森も見渡すかぎりの焼け野原
歓迎されなかった家族
読み間違えられた電報
宮城の山村での生活がはじまる
ふんどし5枚と交換した茶碗一杯の米
重い遺言を残して父逝く
代用教員として福島県の小学校に赴任
全身の倦怠感に悩まされる日々
松川事件に遭遇
再び東京へ。2日だけの花売り娘
3人の子どもを授かる
知られざるABCC(原爆傷害調査委員会)の実態

第4章 被爆体験を語り継ぐ
平和記念式典に出席
「もう原爆の話はしないでちょうだい」
「しらさぎ会」(埼玉県原爆被害者協議会)の活動に参加
外務省の特使として「地球一周の船旅」のクルーズに参加
生きていることはすばらしい

あとがき

巻末資料
資料1 原爆投下までの経緯
資料2 加害者による被害者の調査
資料3 「しらさぎ会」の歴史・いきさつ・足あと
資料4 第五福竜丸事件

広島・長崎に眠る少年少女の声