図書ショウワ リクグン ボウリャク ヒシ000059842

昭和陸軍謀略秘史

サブタイトル1~10
編著者名
岩畔 豪雄 著
出版者
日本経済新聞出版社
出版年月
2015年(平成27年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
346p
ISBN
9784532169671
NDC(分類)
312
請求記号
312/I93
保管場所
閉架一般
内容注記
年譜あり 索引あり
和書
目次

異能の軍人の証言録(等松春夫)
I 陸軍省整備局・関東軍特務部 ―計画立案、満洲国、二・二六事件
名古屋幼年学校
幼年学校の教育
「笑って降りる地獄坂」
長閥に抗して
越後新発田へ
シベリア出兵
中学出と幼年学校出
陸大を受ける
陸大三八期
社会思潮と軍人
整備局統制課へ
未来計画にたずさわる
宇垣軍縮のとらえ方
整備局の位置づけ
田中清と国策研究
つまらなかった桜会
小磯整備局長
武藤章・田中新一
政治との関わり
満洲事変と省部
無計画だった一〇月事件、三月事件
関東軍へ
関東軍参謀の機能
特務部とは
参謀の格
満洲国内面指導
協和会問題
満鉄改組問題
猛反対だった小畑
在満機構改革
北鉄売却問題
特務部担当として経済を指導
満洲国政府の日系官吏たち
「利権屋入るべからず」
経済計画を作る
新日本国民同盟
機密費の舞台裏
戦前の金の作り方
政治工作
金を使える政治家―原敬、後藤新平
機密費を値切る
山県有朋も
参謀本部から対満事務局へ
岸信介は幹事長向き
対満事務局での仕事
事務局メンバー
満鉄、満洲電々の監督
しのびよる二・二六事件
「一部将校」
統制派と皇道派の実態
上の喧嘩が下へ
無責任な大将たち
二・二六事件裁判
二・二六事件を生んだもの
動揺と混乱
川島陸相
失われた統制
忠臣東条英機の素顔
 
II 陸軍「謀略」課長 ―機密費、紙幣偽造、対支交渉
大日本正義団
軍法会議への圧力
なぜ北、西田は死刑になったのか
兵務局へ
関東軍特務部の詳細
特務部の陣容
兵務局と憲兵
内務省・司法省との接点
憲兵の情報は信用しない
田中新一
軍機保護法改正と防諜対策
手紙開封の技術
立派だった北一輝の最期
憲兵情報を読む
機密費と情報収集
情報のルート
憲兵制度
陸軍中野学校設立の背景
最初の二〇人を選抜
虚像と実像
卒業生の派遣先
中野学校の教育
大川塾
謀略資材研究所
偽造紙幣秘話
スパイ
大組織改革
山本主計中佐
軍事課高級課員
天津租界問題
日独伊三国同盟
同盟締結をめぐる対立
支那事変解決のために
平沼内閣秘話
「小磯の秘蔵っ子」
岩田愛之助
「大東亜共栄圏」を発案
「共栄」の由来
起こるべくして起きた盧溝橋事件
汪兆銘工作
安岡正篤
策士、犬養健
松岡洋右とのつき合い
青木一男
なぜ成功しなかったのか
誰を一番先に立てるかが重要
「戦陣訓」を作成
失敗しない出兵
ノモンハンに抵抗
南寧に「徹底的反対」
 
III 異国を舞台の知謀戦 ─インド独立運動、ビルマ撤退 
阿部内閣との関係
陸軍がつくって、見限った
近衛待望論の真実
犬養健、西園寺公一
米内内閣に抵抗感
策謀の構図
失言と倒閣
矢次一夫
一〇〇人のうち、一〇人が敵、五人が味方
様々な情報源
転向組
井上日召
革命家も
岩畔流情報収集
財界との接点
内部闘争の定形
陸軍の空気
「大人物」の誤解
責任を取らない体質
「精神は良いが行為が悪い」
人を使えなかった石原莞爾
反骨と手順
武藤章の欠点
人は変化を止めてしまいがち
陸軍の人事
藤原機関の虚像
岩畔機関の活動
なぜインド独立運動に関与したのか
知られざる成果
英雄チャンドラ・ボース
スターリンを頼る
スマトラでは軍政を担当
二つの出来事
兵補を作る
華僑を敵に
純作戦と二人の師団長
インパール作戦─堕落した戦さ
名将、宮崎繁三郎
必死の撤退戦
あの手この手の食料調達
「お前ら、抜けて来い」
竹を使いつくす
街道にたどりつく
白骨の道
「しるこ」を目指して
現地での情報把握
当てずっぽうと盗み出し
ミッドウェー、嘘の始まり
頼りは無線通信一つ
終戦後、科学振興の研究所を立ち上げ
「悪いことをするなら岩畔」
スマトラ軍政余話
 
補論 私が参加した日米交渉
まえがき
日米交渉の発端
日米諒解案の起草
日米交渉の展開
私の帰国前後に於ける日米問題
日米交渉に関する雑感
人名索引