図書センジョウ タイケンシャ チンモク ノ キロク000059828
戦場体験者沈黙の記録
サブタイトル1~10
編著者名
保阪 正康 著
出版者
筑摩書房
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
252p
ISBN
9784480818423
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/H91
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
はじめに
語られなかった戦場体験/封じられた一般兵士の証言/戦友会の役割
第一章 『きけわだつみのこえ』と戦後社会
特攻で死んだ自由主義者/妹の証言/実態のわからない学徒出陣/占領下での戦没学徒手記編纂
第二章 日中戦争の実態を伝える
元軍人の反戦活動/残虐行為体験者の苦悩/戦時指導者を免罪せず/遠藤三郎の「軍備亡国」論/職業軍人には見られない人道主義/「南京大虐殺記念館」/若い世代の受けた衝撃
第三章 元戦犯たちの苦悩
ある戦犯との出会い/中国での軍事法廷/肉親にも語れぬこと/死刑回避の指示/自虐史観との批判/末端の兵士の苦しみ/戦後も焼却され続けた記録文書/限界を超える苦しさ/「戦陣訓」の呪縛/中国人強制連行/ある中国人の強制連行体験/最高裁の強制連行事実認定/
平頂山事件/個人として歴史とどう向き合うか
第四章 軍隊と性の病理
軍医や衛生兵の位置/戦場での神経症/軍隊と性/慰安所の存在/性病の恐怖/慰安所の実際
第五章 衛生兵の見た南方戦線
ある衛生兵の手記/シンガポール進攻作戦参加/高レベルの英国植民地行政/砲弾の下で/ヒロイズムと自問自答/陣中回覧誌と敵の伝単/戦況悪化の中で
第六章 個人が残した記録
戦友会による掘り起し/硫黄島の高射砲大隊/美談をくつがえす真実/語られざる暁部隊/満州独立守備隊のケース/女子学生の記憶/クリスチャンの特攻隊員/インドネシアでの島民虐殺事件/平穏だった島/憲兵隊による残虐行為/隠された事実
補章 兵士の戦場体験をいかに聞くか
五つのルール
あとがき