太平洋戦争その始まりと終焉
序章 帝國日本、それは黒船来航により萌芽した
江戸時代、日本は長い泰平の世を謳歌。その間に産業革命が起こり、世界情勢は大きく変わっていった。そして泰平の眠りを覚ます黒船来航後、日本も国際社会に船出する。
第1章 第一次大戦後に世界を包んだ不況と争乱
近代化政策へと邁進し始めてからわずか40年ほどで、日本は西欧列強と肩を並べるほどの国に成長した。だがこうした急すぎる発展は、西欧の国々から警戒の眼差しを向けられた。
第2章 太平洋全域で展開、日本陸海軍破竹の進撃
開戦とともに太平洋全域を席巻してゆく日本軍。白人が有色人種に敗れる姿を、初めて目にしたアジア人も多かった。その勝利は新時代の到来を予感させる華々しさであった。
第3章 一進一退の死闘が繰り広げられた南太平洋
緒戦の大戦果は大本営に傲りを生んだ。現場指揮官の中には、敵を侮る者も少なくない。そんな姿勢も影響し、日本軍の作戦はことごとく裏目に出るようになってくる。
第4章 果てしのない玉砕戦。赤く染まる海と島
もともとの国力が違い過ぎるうえ、陸海軍の間で意思の疎通ができていない日本軍は、各地で米軍に押されていく。前線で繰り広げられていた攻防戦は悲壮感を増していく。
第5章 未曾有の犠牲とともに迎えた帝國の終焉
遂に日本本土へ爆弾の雨が降り注ぐようになる。そして人類がそれまで経験したことのない、原子爆弾まで使用された。まさに矢尽き刀折れた日本は降伏という道を選ぶ。
第6章 廃墟からの再出発、そして再び国際社会へ
日本は完膚なきまで打ちのめされた。だが生き残った人たちは、爆弾が降らない夜に感謝し、新しい時代への希望を抱き始める。日本は不屈の精神で再起に動き出していた。
軍国日本を動かした要人たちの生涯
①昭和天皇
②東條英機
③広田弘毅
④近衛文麿
⑤鈴木貫太郎
⑥吉田茂