図書ダイトウア センソウ オ ハイセン ニ ミチビイタ シチニン000059810

大東亜戦争を敗戦に導いた七人

サブタイトル1~10
編著者名
渡辺 望 著
出版者
アスペクト
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
231p
ISBN
9784757224124
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/W46
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
序論 戦争責任とは「敗戦責任」である
なぜ「戦後」は延々と続いているのか?
千二百年以上、継続した「白村江の戦い」の「戦後」
「敗戦」はまだ終わっていない
海軍の戦争計画を破壊した山本五十六
 
第一章 山本五十六―「必敗の精神」が生んだ奇襲攻撃と永続敗戦
一九九四年日本シリーズと真珠湾攻撃
奇襲ではなかった「桶狭間の戦い」
「一勝三敗」をどう考えるか
山本がとりつかれた「必敗の信念」
本当の「特攻隊の生みの親」
 
第二章 米内光政―海軍善玉論の裏に隠された「無定見」
海軍良識派は本当に「賢眼」だったのか?
「三国同盟推進派」は本当に「愚」だったのか
「良識」の背後に見え隠れする「責任逃れ」
中国と中国人を知らなすぎた海軍
米内と東條に共通する無定見
特攻隊戦術に対する無為無策
「日ソ空想的軍事同盟」
「好き嫌い」と外交の区別がつかない日本人指導者
 
第三章 瀬島龍三―個人と国家のギリギリの境界線に生きたエージェント
〝エージェント的武人〟織田有楽斎
GHQに協力した旧日本軍の軍人たち
フィリピン防衛戦を崩壊させた「情報の握りつぶし」
隠滅されたヤルタ密約情報
「瀬島=ソ連エージェント説」の真偽は?
 
第四章 辻政信―陰謀と謀略の味に溺れた“〝蒋介石の密使〟
陰謀家、謀略家に求められる資質
成功した陰謀、スパイは歴史に残らない
日本をジェノサイド国家にするための陰謀?
日本をあらかじめ見限っていた日本軍人
「陽謀家」が壊した日本のインテリジェンス
 
第五章 重光葵―超一流の外交官が犯した唯一にして最大の錯誤
大東亜戦争における最大の功労者の一人
〝大東亜戦争最後の脱出口〟だった繆斌工作
繆斌が「蒋介石の密使」だった決定的証拠
国運を貶めた「外交官の職業上の本能」
 
第六章 近衛文麿、井上成美―歴史の大舞台に放り出された「評論家」の悲劇
優柔不断から生じた敗戦責任
陰謀論という陰謀
逃げ続けた「評論家的政治家」
〝評論家的軍人〟井上成美
日本の足元をすくった「重慶爆撃」
おわりに