図書ガイム カンリョウ タチ ノ タイヘイヨウセンソウ000059806

外務官僚たちの太平洋戦争

サブタイトル1~10
NHKブックス;1232
編著者名
佐藤 元英 著
出版者
NHK出版
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
366p
ISBN
9784140912324
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Sa85
保管場所
開架一般
内容注記
文献あり 年譜あり
和書
目次

はじめに
第一章 外務省の開戦指導
卑怯なだまし討ちの汚名
日米交渉担当者の外務省における位置
条約局第二課の開戦準備
開戦外交のシナリオ
開戦宣言と戦争理由
南洋局のケーススタディ
最後通牒の外務省一任
革新派による無通告開戦指導
 
第二章 外務省革新派の形成とその変容
外務省の組織・機構の変容
パリ講和会議の日本全権団
ワシントン会議の日本全権団
ワシントン体制への挑戦
国際連盟の視点
国際連盟規約と日本外交の矛盾
革新派の思想と行動
 
第三章 前史としての経済戦争
日本の対米英戦争決断理由
欧州戦争と日英通商貿易問題
在英日本大使館での交渉
アメリカの対日批判
日米通商条約の破棄
対日経済制裁の現実
 
第四章 日独伊三国同盟と日ソ中立の虚像
日独伊防共協定強化問題
「秘密了解事項」の設定
南方を視野に入れた時局処理
日独伊三国同盟の空洞化
天皇の意向に反する条約調印
松岡外交の思惑
利権未解消の日ソ中立条約
独ソ戦がもたらした影響
 
第五章 日米戦争回避の可能性
第二次近衛内閣の基本政策
近衛首相の日米首脳会談構想
近衛メッセージの反響
九月六日の御前会議
「帝国国策遂行要領」の再検討
来栖大使への極秘指令
日本譲歩案と硬直姿勢のアメリカ
日米交渉の破碇
アメリカの「暫定協定案」
 
第六章 戦時下の日独ソ関係と対中政戦略
日独伊三国同盟と日ソ中立の変容
戦争指導大綱の対独ソ対策
「支那事変」処理と重慶攻略
参謀本部主導の「世界情勢判断」
劣勢に転じた対ソ交渉
早期終戦方策の模索
独ソ和平斡旋と重慶工作
対中対ソの日本側譲歩案
重光外相への佐藤駐ソ大使の反論
外務省のヤルタ会談情報
 
第七章 戦争終結への苦闘
鈴木内閣の早期終戦の始動
最高戦争指導会議構成員会議
最後の戦争指導大綱
木戸内大臣の「時局収拾対策案」
天皇親書による終戦工作
佐藤駐ソ大使の終戦意見電
ソ連の対日宣戦布告
最後の御前会議
主な参考文献
主な外務官僚略年譜