八月十五日の真実
- サブタイトル
- 大日本帝国が崩壊した運命の日
- 編著者名
- 平塚 柾緒 著
- 出版者
- ビジネス社
- 出版年月
- 2015年(平成27年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 319p
- ISBN
- 9784828418261
- NDC(分類)
- 312
- 請求記号
- 312/H68
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
第I章 東條内閣打倒工作
悪化する一方の戦局とうごめく国内勢力
動き出した倒閣のうねりとそれを封じる東條の強権政治
万策尽き果てた東條英機の退場
天皇をも動かした重臣と宮家の固い決意と巧みな政治工作
第II章 激動の一九四五年四月
鈴木貫太郎内閣の登場
昭和天皇の「頼み」に折れて組閣を引き受けた元侍従長
日ソ中立条約の破棄と戦艦「大和」の撃沈
無謀な巨艦出撃で壊滅した日本海軍
第III章 和平か本土決戦か
ナチス・ドイツの崩壊で米英の和平仲介をソ連に託す日本政府
スターリンを「西郷隆盛に似ている」という鈴木首相の国際感覚
昭和天皇の意向で決められた和平工作開始
沖縄玉砕の日に開かれた天皇の「懇談会」で、陸軍の「一撃後和平論」封じられる
第IV章 幻に終わった和平工作
米情報機関と和平交渉を進めた海軍駐在武官
アレン・ダレス(CIA初代長官)率いるOSSが本気で応じてきた日本との和平交渉
重光外相とスウェーデン公使が進めようとした和平交渉とは
中立国スウェーデンの王室ルートを使って米英と和平を結ぼうとした「バッゲ工作」の全貌
第V章 三巨頭会談とポツダム宣言
ソ連の和平仲介を期待して近衛特使派遣を決定
天皇の希望で本土決戦方針から和平工作に転じた日本政府
トルーマンを勇気づけたアメリカの原爆実験成功
「日本を安心させて眠らせておけ」とスターリンにあしらわれた日本の和平仲介工作
日本に発せられた最後通告「ポツダム宣言」
連合国側に利用される鈴木首相の最後通告「黙殺」発言
第VI章 原爆投下とポツダム宣言受諾
広島への原爆投下で終戦に動き出した政府首脳
トルーマン大統領の原爆投下と降伏勧告声明に大揺れの日本の首脳たち
ソ連の宣戦布告と長崎への原爆投下
日本外交の完敗で降伏以外に手だてがなくなった日本政府
「聖断下る!」大荒れ首脳会議でポツダム宣言受諾決定
軍部の「降伏絶対反対」のなかで、いかにポツダム宣言受諾に持ち込んだか
「バーンズ回答」を巡る和平派と軍部強硬派の果てしなき戦い
日本降伏に歓喜する米英国民と、クーデターを画策する陸軍の将校たち
第VII章 日本の一番長い日
最後の聖断下る! 「万民にこれ以上の苦悩はなめさせられない」
天皇の涙の「聖断」で戦争に終止符を打った最後の御前会議
戦争続行を叫ぶ中堅将校たちの反乱
近衛師団長を殺してニセ命令書を出した過激派将校
自暴自棄、抗戦派将校たちの最後の抵抗劇
鈴木首相の私邸をはじめ、政府首脳邸を次々焼き討ちする断末魔の抗戦派
あとがき
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