1945←2015
はじめに―あの日の若者へ、今の若者から
地図「15人のアジア・太平洋戦争」
東京大空襲で被災 清岡美知子
自分だけ助かって、どうして父と姉を助けられなかったのか。長い間の心の傷です
清岡美知子さんへの手紙(アイザワ祥子)
戦場、シベリア、戦犯管理所での十六年 金子安次
結婚して子どもができてからだよ。自分がやったことを、心から悔いたのは
金子安次さんへの手紙(関口純平)
ずいせん学徒看護隊に従軍 宮城巳知子
日本人は沖縄を差別したってことが、ずっと頭のなかにあるさ
宮城巳知子さんへの手紙(南茂芽育)
原爆できょうだいをすべて失った 池田早苗
平和を守れるのは、生きていてこそなんですよ
池田早苗さんへの手紙(市村平)
満蒙開拓団の後、中国内戦を生き抜く 山谷伸子
生き別れたあの子に会えたならば、「申し訳なかった」と言いたかった
山谷伸子さんへの手紙(呉兆煒)
飢えとマラリアのニューギニア 塚原守通
若い人たちよ、二度とだまされるな
塚原守通さんへの手紙(元山仁士郎)
十五歳で七三部隊少年隊員に志願 篠塚良雄
わしたちは、ものを判断しなくなって動くロボットにさせられたんです
篠塚良雄さんへの手紙(加藤大吉)
辺野古の沖縄戦 島袋妙子
戦争を生き延びたのになんでまた、戦争のための基地造る?
島袋妙子さんへの手紙(岡田基実)
広島の原爆に戦後も苦しむ 石見博子
「あの時、焼け死んでおれば」と思った十八、九の頃を、忘れられない
石見博子さんへの手紙(長島楓)
泰緬鉄道の捕虜監視員として死刑囚に 李鶴来
死んでいった友の言葉が、ずっと私の中にある。生きているうちに、彼らの名誉を回復したい
李鶴来さんへの手紙(大村浩之)
東京から信州へ学童疎開を引率 岩瀬房子
命がいちばん大切、と子どもたちから教わった
岩瀬房子さんへの手紙(武井佑紀乃)
沖縄戦で鉄血勤皇隊に動員 金城幸裕
もし若者が戦争に行かされそうになったら言いますよ。「逃げろ」と
金城幸裕さんへの手紙(李永晧)
中国で戦闘部隊に従軍 品川正治
戦争を起こすのも人間。それを許さず止める努力ができるのも人間
品川正治さんへの手紙(三目直登)
長崎で被爆者を治療 久松シソノ
生き残ったのも運命ですからなんでも一生懸命やらんとね
久松シソノさんへの手紙(杉村天)
強制疎開させられ、マラリアに 仲底善光
シャマーが打たれて死んだこと、いまでも絶対に許さない
仲底善光さんへの手紙(畑江奈つ希)
撮影を終えて(落合由利子)
あとがき
【資料】もっと「戦争」を知りたい人のための①ブックリスト②平和博物館・美術館&アーカイブ
【告知】1945年、戦争の時代を生きていた若者たちにあなたも手紙を書いてみませんか?