栄光と悲運
序章(犬飼總一郎)
第一章 北満駐箚時の臨時編成
第一節 第十六師団の満州駐箚とは(故堀久謙の妻祐子)
第二節 師団の出動と師団通信隊(植田孝市郎)
第三節 師団の満州との関わり(犬飼總一郎)
第二章 第十六師団無線電信教習所
第一節 通信将校となる前触れ(犬飼總一郎)
第二節 通信補充隊としての性格(植田孝市郎)
第三節 通信将校への途(通信将校への途)
第四節 福知山より京都へ(日下部幸雄)
第五節 歩兵第九聯隊より教習所へ(渡辺毅)
第三章 第十六師団通信隊の戦時の編制創設
第一節 堀田部隊『支那事変出征乃想出』より(犬飼總一郎)
第二節 歩兵第十九旅団司令部より教習所へ(故大塚久謙)
第三節 『支那事変出征乃想出』より抜粋(故堀貞一)
第四節 野砲兵第二十二聯隊より教習所へ(正木正明)
第五節 教習所より支那事変出征(小林泰明)
第六節 教習所より戦地へ(嶌田脩)
第七節 現地の通信隊へ追及(八馬勇)
第四章 平時編制の通信隊より自動車編制へ
第一節 京都より福知山そして京都へ(日下部幸雄)
第二節 師団通信隊より船舶通信隊へ(渡辺毅)
第三節 通信学校分遣中途で帰隊(正木正明)
第四節 通信学校分遣帰隊と出勤命令(嶌田脩)
第五節 助教に次いで被服係(小林泰明)
第六節 第三代通信隊長とのご縁(藤原一郎)
第七章 比島出動前の秘話(犬養總一郎)
第五章 ルソン島攻略とバタアンの悲劇
無線隊同年兵戦死者に捧げる(櫻本一三)
戦歿された有線隊同年兵に捧げる(北出博)
第一節 師団通信隊付軍医の従軍記(川原田圭一)
第二節 隊付大尉職を務めて(故堀久謙)
第三節 故猪瀬無線隊長を偲ぶ(中川宗平)
第四節 マニラ陥落後に追及(犬飼總一郎)
第五節 バタアンで決死隊に参加(嶌田脩)
第六節 記憶の落ち穂拾い(廣岡通郎)
第七節 バタアンの悲劇を想う(岩井良雄)
第八節 痛恨のバタアン攻略(櫻本一三)
第九節 玉砕した塩分隊の電波をキャッチ(永井芳秋)
第十節 青春の情熱滾る日々思う(北出博)
第十一節 有線分隊の苦労と危険(安田利隆)
第十二節 隊長の当番兵から無線分隊長へ(澤田駒之助)
第十三節 軍馬の思い出(岸田泰三)
第十四節 原爆傷害の身で懐古(中島正直)
第十五節 バタアン前線での衛星勤務(井向重次郎)
第六章 レイテ・サーマル・マスバテの悲劇
第一節 散華された武司勇隊長(犬飼總一郎)
第二節 散華された渡邊竹司隊長(犬飼總一郎)
第三節 レイテ東岸より西岸へ(正木正明)
第四節 縁の下の力持ちから航空通信へ(小林泰明)
第五節 一億分の一のメモリー(山田一生)
第六節 レイテよりサマールへ(奥林敏夫)
第七節 サマールの悲劇(東虎松)
第八節 レイテよりマスバテへ(桶本壽治)
第九節 マスバテの悲劇(多胡重太郎)
第七章 特別寄稿 サマール・マスバテ・レイテ
『わが小部隊の師団無線分隊との共闘』(歩兵第九聯隊下士官項候補者教育隊長 増田寅一)
編集後記