美しき芽生えの日に

新しき歩みのために（緑の会）
白いコスモスの咲く日に（兵庫県立生野高校二年・仙賀須義子）
カチユーシヤの歌・銀杏の葉は色づきて　砂山にのぼりて・椰子の実一つ・「炎」の手帖
　
若草の伸びゆく頃（三重県立宇治山田高校卒・廣田洋子）
一九四五年初夏・女学校二年生の頃の日記　男女共学の学園にて・わだつみのこえ
　
マルセイェーズの歌（静岡県立城北高校二年・三浦正惠）
海辺にて・私達の幸福のために　ムーンライトソナタ・生徒大会にて
　
嵐しずまりて後も（長野県立須坂西高校三年・山際桂子）
高校生となつて・もくせいは今年も咲きて　生きるために・ささやかな真実を
　
花のいのちは短かくて（名古屋市櫻花女子学園卒・山崎由記子）
愛と死の季節・秋の風・思い出の瞳　生きておればこそ・浜辺の歌・にがき涙は
　
美しき明日のために（静岡県立富士宮高校二年・石川皐月）
誕生日を迎えて・不可解なこと　不正選挙を投書して・現代の良心
あとがき・筆者の住所・其の他（緑の会編集部）