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原爆が投下された理由

サブタイトル1~10
過去にしてはいけない疑問 メトロポリタン新書;004
編著者名
須田 諭一 著
出版者
メトロポリタンプレス
出版年月
2015年(平成27年)6月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
223p
ISBN
9784907870171
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Su13
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

はじめに
第1章 原爆投下までの歴史や背景
ポーツマス条約からはじまる 日本人のアメリカへの移民 マンハッタン計画 アインシュタインとシラードの二通目の手紙 ケベック協定 カイロ会談 ハイドパーク協定 ヤルタ会談 サンフランシスコ会議 ドイツの連合軍軍政期 ポツダム会議【その1~3】 そして、
原爆が落とされた ポツダム宣言【概略】
 
第2章 太平洋戦争について
アメリカが日本にこだわる理由 アメリカが太平洋戦争にいたるまで【その1~2】 太平洋戦争が起きた理由【軍国主義】 太平洋戦争が起きた理由【一九四一年の日米交渉】 アメリカの太平洋戦争の読み 真珠湾攻撃陰謀説 ハル・ノート【概略】
 
第3章 その他、原爆投下を推進したもの
アメリカがソ連の参戦を望んだ理由 ソ連が対日参戦を了解した理由 原爆投下の指示 ドイツの原爆開発 ソ連の原爆開発 日本の原爆開発 ローズヴェルト その巧みな追いつめ方/現在の世界の政治体制をつくる トルーマン わずか十年でトップまでのぼりつめた 原爆投下は
戦争犯罪か? 広島への原爆投下、トルーマン大統領の声明
 
第4章 投下の上位理由 早期終戦・人命救助説
トルーマン大統領の声明の検証 トルーマン大統領によるアメリカの公式見解 さらに強固なものにしたスティムソン陸軍長官 日本政府の公式見解
 
第5章 投下の上位理由 早期終戦・人命救助説の反証
人命救助説の反証 軍人の意見 日本の和平交渉 当事国である日本の状況 原爆投下は日本の主戦派には効き目がなかった なにが終戦をもたらしたのか? 恐ろしいのはソ連による社会主義化だった バーンズ回答 宮城事件 主戦派にとってソ連参戦の意味 予想されていた
ソ連参戦 仮説による早期終戦説の反証 早期終戦・人命救助説の正体 玉音放送【要約】
 
第6章 投下の上位理由 対ソ連説
ポーランドのとり合いからはじまる ポツダム会談のきつねとたぬきのばかし合い ポツダム宣言はソ連への宣戦布告 ソ連は参戦日をアメリカに知らせなかった 軍事的な目的から政治的な目的に 科学者のソ連に対する考え方
 
第7章 投下の中位理由 人体実験説 ローズヴェルト踏襲説 開発費の正当化説
人体実験説【都市の破壊状況、人体への影響を確認するための投下】 人体実験説【ウラン型とプルトニウム型の二発が使われた理由】 人体実験説【投下後のアメリカの行動】 ローズヴェルト踏襲説【トルーマンに選択肢はなかった】 ローズヴェルト踏襲説
【トルーマンはみごとにレールにない仕事をこなした】 開発費の正当化【指導者の保身のために投下】 開発費の正当化の反証【投下しなかった場合】 開発費の正当化の反証【B29の開発費との比較】 ボーイングB29戦略爆撃機
 
第8章 投下の下位理由 ポツダム宣言黙殺説 人種差別説 空爆延長説
ポツダム宣言黙殺説【そこにいたるまで その1~2】 ポツダム宣言黙殺説【そして、鈴木総理の黙殺発言】 人種差別説【その背景にあったもの その1~3】 日本の差別意識 空爆延長説【心理的負担を少なくすることが目的】 殺す側の論理として深層心理にあった空爆延長説 
日本が行なったアメリカ本土への攻撃
 
第9章 投下を反対した者たち
集団で動いたフランクレポート 一五〇名の科学者のアンケート 軍部指導者の異議申し立て すべての説が複雑にねじれ合って(あとがきにかえて)
主な参考文献