撃墜王は生きている!
序章 日本にも戦争英雄がいた
なぜ彼らは口を閉ざしてきたのか
「カミカゼのパイロットはヒーローですもの」
日本軍には武士道があった
2機対36機の戦いを生き抜いた男
日本の航空部隊は本当に強かった
第一章 B29に二度体当たりして生還した「イケメンスター」板垣政雄軍曹
B29の空襲に立ち向かった
B29に体当たり攻撃する「はがくれ隊」
密着ルポされるほどの人気者に
気づけば落下傘が開いていた
撃破したB29の乗員から届いた手紙
第二章 一撃離脱で敵機を撃ち墜とした「空の狩人」生野文介大尉
「B29撃墜のエース」と称された
編み出した「一撃離脱戦法」
アルバムには部下の戦果と戦死場所
戦後は自衛隊のパイロットとして活躍
第三章 戦後の自衛隊のトップに立った「帝都防空の達人」竹田五郎大尉
「フライング・タイガース」との戦闘
帝都防空隊の誕生
独断専行の出撃で表彰される
陸軍史上最年少の戦隊長
「演習」の名目で大戦果を挙げる
第四章 二人のスーパーエースの列機を務めた「紫電改の職人」笠井智一上等飛行兵曹
海軍のエースが集められた343航空隊
撃墜王・杉田庄一兵曹との出会い
肉を斬らせて骨を断つ戦法
ダダダッと機銃発射で心を整える
特攻隊編成前に行なわれていた特攻
特攻隊の中に同期生を発見
「どけ! 俺が操縦を代わる!」
飛行機が、ない!
オールスターチームの誕生
海軍の最強戦闘機「紫電改」
「サクラ、サクラ、ニイタカヤマノボレ」
グラマン4機に追いかけられて危機一髪
「ニッコリ笑えば必ず墜とす」杉田兵曹の最期
B29爆撃機との戦い
〝ブルドッグ隊長〟菅野大尉が大空に散華
操縦桿を握ったまま終戦
第五章 武士道で戦い抜いた「空戦の人間国宝」本田稔少尉
「私は飛行機バカ」
快進撃を続ける日本軍を追いかけて
追いかけただけで初戦果!
敵弾で操縦席に穴が開いた
「本田、生きていたのか!」
120対12の空中戦を生き抜く
盲腸の手術後の迎撃戦で腸が飛び出した
飛行機の乗り間違いで奇跡の帰還
「零戦52型」の生みの親となる
海軍最強「343航空隊」の誕生
特攻隊の突撃路を拓け
真っ逆さまにB29に背面降下しながら引き金を引く
「あんな楽な戦いは、後にも先にもなかった」
疲弊する〝剣部隊〟
撃墜数を競い合ったライバルの戦死
強敵P51との死闘が最後の戦闘に
原爆を上空から目撃した唯一の日本人
空戦の極意は「武士道」
終章 航空自衛隊を作ったのは日本軍のパイロットだった