図書アル ボウカンシャ ノ キロク000059575

或る傍観者の記録

サブタイトル1~10
「わだつみ」現場の証言
編著者名
鷲見 豊三郎 著
出版者
東京新聞
出版年月
2015年(平成27年)4月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
222p
ISBN
9784808310004
NDC(分類)
916
請求記号
916/Su57
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

お読みいただくにあたって
或る傍観者の記録
重禁錮10年 俺のどこが悪かったんだ
突然の起訴 現地人を殺害せり
戦争犯罪 いったいこんなことが
二つの飛行場 1機減り、2機減り…
艦砲射撃 多い。随分多い
民政委員会 猫の手も借りたい
参謀との対立 「原始人に米などやらぬ」
全村立ち退き 誰が現地人を食わせるのか
軍医参謀 あまりにも常識外れな
生ける標的を守れ 軍と住民の間
予防拘禁 戦時、現地人をどうする
米泥棒 「殺してしまえ」
重大な疑い これか。フーム
玉砕の準備 何もかも手配終わった
殺害命令 全部木へ括りつけておけ
参謀の権威 司令官より偉かった
医師ジョン 疑惑を招く節なかった
ディケンズ 何度も読んでいる
連行 命令は命令
ロケット 皆目一致しないのである
司令部の圧力 背後の敵を駆り立てろ
拷問 仇も怨みもない人間を
取り調べ いきなり殴る野次馬
原隊復帰 心機一転には良かった
突然の話 命が消えかかっている
頼みの綱 殺すほうが慈悲とは無茶な
人間の道 骨折り損となっても
直訴 ここで挫けてはならない
救われた命 爽々快々、誇らしく
敗戦 悪魔は祓われた
高等司令部 権威はどこへ行った
通訳たち 連合軍と折衝? まっぴらだ
善後策 敵が来たらどうしよう
ありのまま説 一挙に止めを刺してやった
S中佐 子供じみた意地悪仕掛ける
旅団長 温良な紳士であった
呼び出し いよいよ来たわい
1人2分 虚偽後々まで祟った
尋問 「なぁーんだ」一転
島民の供述 庇ったことまで悪く言われる
移送 ギーと開いた地獄の門
リンチ ヒーヒーという泣き声響く
弁護士 皆目意思が疎通しない
こしらえごと 大丈夫とはとても思えぬ
殴り込み いきなり腹に2発受けた
初公判 ひとつの射的であった
レスリー 実に無惨な裏切りを
でたらめ ないことばかり臆面もなく
O大佐 初めて友を見いだした感じ
大佐の証言 思うつぼ 裁判長にんまり
法務将校 遅鈍にも見える人だった
利害の錯綜 島民の嘘否定したいが
少将の証言 毅然として別人のよう
卑劣な男 旅団長に責任を取らせた
最後の訴え 統治は人道的であった
空腹 早く飯を食わせてくれ
判決 理由なき刑の理由とは
憎悪の矛先 名前を知る日本人へ
島民の目 恨み、怒りを受けるも道理
敗戦国軍人 何ものにもまして弱い
無実の刑 まことに人気投票であった
番号札 そんなに重要なものなのか
裁判長の怒号 連れ出せ、連れ出せ
奇妙なこと 刑務所出たり入ったり
でたらめ 現地人が無茶苦茶に作った
安田通訳 人がよすぎた「安さん」
八幡の藪知らず やはり無駄だったかも
 
鷲見豊三郎と「或る傍観者の記録」(加古陽治)
あとがき(加古陽治)