図書オノダ ヒロオ ワ ニジュウキュウネンカン ルバングトウ デ ナニ オ シテイタノカ000059569

小野田寛郎は29年間、ルバング島で何をしていたのか

サブタイトル1~10
「帝国陸軍最後の軍人」が守り通した秘密
編著者名
斎藤 充功 著
出版者
学研パブリッシング
出版年月
2015年(平成27年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
295p
ISBN
9784054062726
NDC(分類)
289
請求記号
289/O67
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり 年譜あり
和書
目次

プロローグ―最初で最後のインタビュー
序章 スパイ・アカデミー―陸軍中野学校
口を閉ざす卒業生たち
「インテリジェンス」の重要性
わずか7年間だけ存在した諜報員養成機関
 
第1章 英雄の軌跡
予備士官学校から中野学校二俣分校へ
マニラからルバング島へ
潜伏を決意す―
残置諜者としての戦い
謎の青年と小野田の不可解な出会い
帰国後に巻き起こった空前の〝小野田ブーム〟
小野田をブラジルまで追ってきたひとりの女性
「小野田さんの納骨式にしては、本当に寂しいかぎりでしたね……」
 
第2章 見えざる戦争
地元の名家・小野田家と名草戸畔
陸軍中野学校は世界でも有数の諜報員養成機関だった
極秘文書『陸軍中野学校破壊殺傷教程』
本校と分校の間にある〝距離感〟
 
第3章 疑惑のセレモニー
帰国から2ヶ月後に展開された「小野田批判」
ゴーストライターが暴露した内幕
救出劇の立役者・鈴木紀夫とは何者だったのか
「小野田さんは、完全に〝創られたヒーロー〟だと思っています」
演出に使われた「天皇」というキーワード
 
第4章 フィリピンの金塊と『GOLD WARRIORS』
シーグレーヴが説く「山下財宝」伝説
シーグレーヴとは何者なのか
虚実が入り混じった〝怪文書〟
中野学校卒業生の手記との奇妙な符合
「キムス」なる人物の正体
マルコスの秘密録音テープで明らかになった「フィリピンの金塊」
 
第5章 〝金塊〟はフィリピンに眠っている
トレジャーハンターが語るフィリピンの金塊の真実
金塊の回収と隠匿の中心的な役割を果たした〝謎の組織〟
太平洋戦争の初期の段階で、金塊の隠匿は完了していた
「M資金」のルーツはフィリピンの隠匿金塊
「結論を申しますと〝M資金〟の存在は事実であります」
フィリピンの金塊と小野田寛郎の接点
 
第6章 運命のゴールド・コイン―マル福金貨
「福」という文字が刻印された金貨
「彼の使命はマル福金貨を守ることにあったと思う」
師団司令部から届いた〝重要なブツ〟
巨大なふたつの影
「残念ながらルバングにはマル福金貨は隠されていません」
親衛隊長はルバングで七昼夜にわたって金塊を発掘した
 
終章 29年間の真実
見放された戦地―ルバング島
マル福隠匿計画に関わったふたりの軍人
昭和天皇のサイン
〝虚像〟という重い十字架
エピローグ―「金塊」というラビリンス
主要参考文献