図書目録テツドウ ギジュツ ノ ニホンシ資料番号:000059372

鉄道技術の日本史

サブタイトル
SLから、電車、超電導リニアまで 中公新書;2312
編著者名
小島 英俊 著
出版者
中央公論新社
出版年月
2015年(平成27年)3月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
248p
ISBN
9784121023124
NDC(分類)
516
請求記号
516/Ko39
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
①自立化の時代=一八七〇~一九二〇年の五〇年間 ②SL時代の終焉と無煙化の時代へ=一九二〇~一九五五年の三五年間 ③既存技術の集大成=一九五五~一九八五年の三〇年間 ④IT技術から将来技術へ=一九八五~二〇一五年の三〇年間
プロローグ
イギリス公使に口説かれて 外国人雇入方心得 熱心なイギリス人教師 日本人機関士の誕生 真面目な日本人生徒 井上勝の半生
第一章 線路を敷かねば汽車は走れない
標準軌か?狭軌か? 鉄道土木は金がかかる ちょんまげ帯刀の測量員 鉄道建設は測量から 三角測量の優れた点 請負業者が支えた建設工事 「ヨイトマケ」からランマーへ 木橋から鉄橋へ 日本特有のトンネル事情 トンネル掘削の工法
 
第二章 鉄がなければ始まらない
木造客車はお手のもの 江戸っ子の実力 八幡製鉄所はまずレールを造った レールの品質改良 台車もモーターも皆輸入 車輪と車軸に目を着けた住友金属
 
第三章 SL製造は先端技術だった
SLの輸入から国産へ 技術習得の最終仕上げへ SLの強大化及び技巧化 <過熱蒸気システム> <複式機構> <多気筒方式> 動輪径を大きく! 日本のSLを採点すれば
 
第四章 ディーゼルカーも一時は世界一
気動車の登場 ディーゼル列車の興亡 ディーゼルカーの原理 ディーゼル機関車は戦後生まれ 液体式への転換 苦心の末、保有台数世界一へ 自動車エンジンとの関係性は? 蒸気エンジンVS.内燃エンジンVS.電気モーターの大競演
 
第五章 雨後の筍の郊外電車
インターアーバンの後継者は日本 アメリカのインターアーバン 日本の郊外電車 電車部品も最初はすべて輸入 電車の国産化に賭けた男
 
第六章 電車王国の形成
新性能電車の出現 台車の振動を研究せよ <ボルスターレス台車> <振り子台車(振り子システム)> <自己操舵台車> <横揺れ防止台車> モーターと駆動装置 三相交流モーターの登場 名馬は名ジョッキーなくしては走れない <VVVFによる直流から交流への整流> <
VVVFによる交流の変圧> <VVVFによる交流周波数の変更> エポックとなったペアの実用化 車体はうんと軽くなった 交流電化がなければ新幹線はできなかった 忘れてはいけない電気機関車三種
 
第七章 新幹線の衝撃
世界は初めて振り向いた 世界は高速鉄道の時代 強度の問題 高速鉄道の線路 流線形から空力フォルムへ トンネル事情
 
第八章 事故は減ったが用心は大事
鉄道ブレーキの揺籃期 信号の歴史 日本での運用 三河島事故の教訓 ATSとATC
 
第九章 鉄道技術の担い手と新技術
鉄道車両を造るのは誰? 工作局と鉄道技研 鉄道省の帝王学
 
第一〇章 鉄道の先端技術
リニアにはいろいろある 夢の「超電導リニア」 磁気浮上リニアの技術史 超電導の原理 フリーゲージ・トレイン ハイブリッド気動車など
 
第一一章 鉄道立国・日本
輸入大国から輸出大国へ 輸出でも日本は電車王国 日本の電車輸出の象徴「ジャベリン」 「ガラパゴス化」を脱却せよ
あとがき
主要参考文献

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