昭和天皇七つの謎
第1章 「よもの海」は替え歌だった
挫折する日米交渉
アメリカの根強い覇権主義
反日戦線派の策謀
戦争が主で、外交が従
「波風」か「あだ波」か
歌の奥に潜む重大な意味
まだある「あだ波」記録
「あだ波」の解釈
謎を解く鍵
和歌のもつ力
謎の「波風」冊子
「反日朝日新聞」の始まり
東京裁判と同じ方程式
戦時における「反日運動家」
開戦前夜の実情
強引な政治利用の手法
善玉悪玉二元論
昭和天皇の真の姿
第2章 「宮中某重大事件」の謎
明仁皇太子婚約騒動
歴代の東宮妃選び
裕仁親王の妃選び
女子ながら文武両道
皇太子妃への道のり
開始されたお妃教育
大正天皇のご不例
「宮中某重大事件」発生
皇后陛下への直訴
密かな「御対面」
英国公文書館で電文を発見
皇后が漏らした不快感
皇后の宗旨替え
邦彦王の「お振るまい」
「婚約解消なら切腹する」
薩長に遺恨あり
婚儀にも皇后から注文が
第3章 天皇周辺の赤いユダ
近衛文麿の遺書
貴種の自決
医師に毒物入手を依頼
近衛上奏文
「反共陰謀史観」という批判
近衛上奏文を見直す動き
永田町の女中スパイ
前歴は張学良の顧問補佐官
近衛の上奏意図
「敗戦革命」に奔る赤い軍人
コミンテルンの罠
革新派軍人と新官僚
ソ連への「手土産」
赤いクーリエ(伝書使)
「敗戦から革命へ」
ノーマンの「覚書」
後世に残る天皇の「名言」
日本を売った「赤いユダ」
第4章 「神」と「人間宣言」の狭間で
「国教分離」の至上命令
天皇と神道問題の焦点
伊勢神宮行幸
「神道指令」に苦慮した天皇
『側近日誌』に記された図式
鶴のひと声と京都御隠退
「人間宣言」の詔書へ
皇太子の終戦日記
昭和天皇の遠大なる試行
天皇の思い詰めた表情
退位への傾斜
マッカーサーの考え方
会見内容は黙して語らず
天皇が語った戦争責任論
東京裁判の判決
ノーマンが再び登場
GHQは天皇の退位に反対
「憂心灼クガ如シ」
吉田茂の強い意向
天皇のリアリズム
第5章 「ご巡幸」と「ヤミ米」列車の怪
宮城県から来た青年団員
「みくに奉仕団」
天皇の前で「君が代」合唱
皇室の安泰と天皇訴追問題
意外な団体からの「奉仕」
全国巡幸への強い意思
天皇の実直さ
突然泣き崩れた若い大尉
意地の悪い随行記
うなぎ上りの随行員
帰りは「ヤミ米」列車
昭和天皇の隠れた存在感
第6章 天皇の財布と「隠し財産」
明治以来、蓄財の名手
御料林は「金のなる木」
天皇家のウラ収益
皇室財産の凍結
皇族一の美女
皇室の「隠し財産」か
「日本の秘密口座」
皇室と日本赤十字社の紐帯
新たな「神」を模索
第7章 皇居から聞こえる讃美歌
天皇家をクリスチャンに
マッカーサーへの「直訴状」
マッカーサーの演説
天皇とキリスト教の強い絆
皇后の讃美歌
秩父宮、高松宮、三笠宮も
植村環を警戒する側近
皇室史上初の「大事件」
皇太子の家庭教師
考えを急転回させた天皇
クリスチャンが勢揃い
マッカーサーの戦略
占領政策の核心
昭和天皇の強靱さ
CIEの裏仕事
NHKにドラマ化を要請
「赤い羽根募金運動」の開始
まだある教育プロパガンダ
キリスト教布教運動の成果
カトリック界の大物を招聘
秘密にした天皇との会見
"マッカーサーの戦果"
新たな天皇家の歴史
あとがき
参考文献