図書ズイヒツ ニッポン000059232

随筆日本

サブタイトル1~10
イタリア人の見た昭和の日本 ORE GIAPPONESI
編著者名
Maraini, Fosco 著者/岡田 温司 監訳者/井上 昭彦 訳者/鈴木 眞由美 訳者/住 岳夫 訳者/柱本 元彦 訳者/山崎 彩 訳者
出版者
松籟社
出版年月
2009年(平成21年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
725p
ISBN
NDC(分類)
291
請求記号
291/Ma51
保管場所
閉架一般
内容注記
口絵、参考文献あり、著作目録あり。
和書
目次

初版の序文(1956年)
半世紀以上を経て

第1章 3つの東京―東京百年
煌めく光の花畑
「すぐに本物の日本よかった?」
素朴、優雅、純粋、そして軽やかな禁欲主義
緑の石の平原
誠実な雲助に助けられて
読み直し、今日

第2章 東京、世界の交差点
世界、悦楽、産業
零年、そしてその後
屋根の音楽の月
沈黙に語りかける
通りを照らす提灯
Japonia capta ferum victorem cepit(とらえられた日本は野蛮な征服者をとらえた)
ポプラの下の涅槃
読み直し、今日

第3章 東海道
列車の神官
自家用車と個人
帝国の大動脈
芸術の裸体と日常の裸体
霊妙なるカミとは何だろうか?
三島 地方色と恐ろしさ
宝石の露 ひと啜り
6ヶ月つづく死
真夜中のロボットのように
読み直し、今日

第4章 伊勢、神聖な森の小屋
絶対者の使い
自然や目に見えないものとの神秘的つながり
謎に包まれた起源をもつ門
嵐のおかげで昇進した神と公爵の竜
垣根のむこう
神々の快楽から大地が生まれた
結局、カミとはなにか?
自然の神性と狂乱の踊り
先祖、天皇、政治
「逆コース」の危険性
読み直し、今日

第5章 室生山の仏陀と美
微小な空間、多くの場所
竜に関する小章
清らかさを誇る金堂にて
仏塔に関する小章
読み直し、今日

第6章 奈良での出会い
「幸せで喜びに満ちた采女は天皇を愛しました」
皿の上で戦いはつづく
出会いに関する考察
奈良―日本の青春時代
天の思し召しはアルコーヴにあり
夜の鍵
外の嵐、内の嵐
大仏の周辺―女帝と僧侶
気まぐれを鎮める音楽
読み直し、今日

第7章 京都、もみじの燃える季節に
叡智の山、愛の岩屋の山
アジアでヨーロッパを発見する
この世の快楽、あの世の快楽
再訪
暴力の誘惑
苔むす庭と紅葉の午後
読み直し、今日

第8章 京都、夢見る人と抵抗する人
陽気に死のうとする男
礼と緑
優雅な世紀
最初の近代的女性
日本語と漢字についての考察
ミネコとは何者だったのか?
小南の変貌
鉄の世紀―刀の神話
読み直し、今日

第9章 京都、森と形面上学
仏陀と天龍寺の庭草
禅、聖なる狂気
鞍馬の森の性と炎
花脊-寺を思わせる台所
銀閣―葉としての人間、喜びとしての太陽、思念としての水
洗練の極致、茶の王国の巡礼、そして反乱

第10章 京都、金色の空
桃山、桃の丘
偉大な装飾画家たちへのオマージュ
親王の夢を味わう
石と愛について
鴨川沿いの官能の夜
月の都には帰りたくない

第11章 日光、徳川の家紋
緯度と季節風
森の中のウェディングケーキ
さもしい時代

第12章 名古屋、紅の空
天白―雑草
お人好しの手から、不愛想の手に
「この先何が待っているの。それはいつやってくるの」
苦痛なお茶会
「謝れ!」と叫んでいた
空虚で奇妙な辺獄
巨大な宇宙の花
廣済寺、《広い救済》
白いシラミが青い血を吸う
靴の木

第13章 《金色夜叉》を見た夜
東京、帰宅と出発
タマコ、魂ある存在

新たな千年紀の敷居に立つ日本 ジョルジョ・アミトラーノによる解説
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