図書ケシイン ワ シッテイタ000059164

消印は知っていた

サブタイトル1~10
幕末から明治・大正・昭和の〝たより〟が綴る庶民医療史
編著者名
正木 繁 著/朝日新聞出版サービス 編
出版者
正木 繁
出版年月
2000年(平成12年)2月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
235p
ISBN
NDC(分類)
498
請求記号
498/Ma61
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

序文
はじめに
カラー口絵
幕末~明治
幕末 庶民にとって手紙はなじみが薄かった
明治元年 洋方(西洋)医学にど、ピックリ!
5年 地方の患者は有名医師へ殺到
8年 脚気は原因不明、明治天皇陛下も
9年 内務省、府県に検黴実施を
12年 明治2度めのコレラ大流行。加持祈禱も
14年 種痘のありがたさ。日常主食は、肉食か米食か
15年 たびたびのコレラ流行に、庶民も茶化す
17年 売薬制度、医籍免状の実施へ
20年 産婦人科の独立。医学文献の海外送付
22年 地方医学校、廃校へ。外国人医師も減少
23年 流感など海外より入り、茶や生糸は輸出
24年 濃尾大地震発生、麻疹、結核も
26年 医師が手放せば電報を。医師も組合へ
28年 牛痘苗送付に新手続き開始。コレラ再侵入
29年 伝染病の大流行。ジフテリアは治癒へ
32年 ペストの恐怖。ネズミの死骸をお買い上げ
35年 医師試験予備校の済生学舎、桜散る
37年 屍むち打つ日露戦争。「杉野はいずこ……」
39年 痘苗・ワクチン等の中心、伝染病研究所の改築
41年 忘れていた頃に、腸チフスとコッホ氏の来日
42年 明治ふうの髭、聖路加病院、大阪北の大火
43年 非常通信、大洪水、民間療法、パラチフス
45年 諒闇不景気、防疫、消毒。明治は消える
 
大正
大正元年 注射器も変わる。癩、トラホームに注目
3年 ハレー彗星と東京駅に右往左往
5年 〝女工哀史〟と足尾銅山。海外救護班
7年 寄生虫の恐怖と、俘虜収容所での楽しみ
9年 流感と深刻な不況に悩まされ
10年 コレラ流行にも打つ手が早く
12年 関東大震災が庶民の心情を変える
13年 嗜眠性脳炎にも予防の考え
15年 丸の内病と悪性肉腫との闘い
 
昭和
昭和2年 明治時代から飲まれだした牛乳にトラブル
5年 誤診よりも学用患者はイヤデスゼ
9年 自然災害や海外航路上での医療発展
13年 栄養やビタミンへの配慮と、戦時体制
14年 結核治療が外科的に。泥沼の戦線
18年 組合制度による医療。医師への感謝と批判
19年 血圧上昇への注目と、免疫力の亢進へ
20年 空襲前に「伝単」ビラ。原爆、戦争終結、配給の継続
21年 復員、引き揚げ、ズルチン、二股ソケット
23年 ペニシリン、発疹チフス、支払基金
25年 イタリア風邪の流行。結核、結核、飛んでいけ
26年 配給の廃止。保険報酬請求の開始
33年 飼い犬が家庭内を走り、テレビでプロレス
34年 癌による死者増加、結核・脳出血を上回る
36年 金の卵で高度経済成長。売春はやめました
42年 公害喘息、肝障害、睡眠不足と母の死
48年 増える交通事故。福祉元年へ
 
おわりに
カバー図版説明
文献抄
索引
索引あり