戦争を語る
まえがき
わが町の戦争の語り部に
戦争体験文集
宮城を護った近衛連隊(安部幸雄)
北へ南へ転戦の六年(大倉章)
軍用列車哀歌(河野一夫)
再度中国戦線へ派遣される(河野松雄)
特幹制度の創設(加島圓正)
黄河北岸作戦の悪戦苦闘と不戦への思い(川瀬一郎)
きびしい軍務と憩い(後藤秀雄)
野戦帰還後は内地転々の勤務―民間人とのふれあい―(近藤直太郎)
千島列島最北占守島の守り(近藤長雄)
南方における作業隊の苦心談(佐藤忠夫)
最前線を転戦電信隊の活躍(高木勇次)
飢餓にさまようシベリア抑留(立川光行)
中国戦線 泥濘の岳州から長抄へ(近沢定雄)
南方方面諸島への兵員、兵器輸送軍務談(近沢實)
生き残った中原作戦(寺倉九一)
太平洋上の艦隊勤務(寺倉源一)
僚船南海に沈む(西脇惣三)
苛酷な軍務と兄の戦死(野津弘)
八才の目がとらえた夜の大空襲(野津義明)
十七年間に及んだ軍務の回想(菱田金吾)
ゲリラに悩まされた中国戦線(藤田数見)
戦陣に届いた慰問文(提供 藤田数見)
北支より南支大作戦に参加(堀田幾雄)
農兵隊と塩田づくり(堀田一雄)
駆潜艇台湾沖の奮闘(堀田定一)
無惨 広島原爆被曝者の帰郷(堀田式信)
ビルマ野戦郵便隊のたどった苦難の道(堀田重威)
四日市海軍燃料廠の地震と捕虜たち(堀田省三)
戦時下の耐乏生活と戦争犠牲者(堀田てるみ)
航空決戦に燃えた予科練生の日々(堀田富男)
青春をかけた学徒動員(堀田裕子)
沖縄から奇跡の生還(水谷安男)
忘れ得ぬ比島の激戦(水谷幸男)
内地での戦争(山辺芳夫)
名古屋城焼失大空襲を目撃(伊藤勝彦)
紙一重の運命(伊藤勘二)
戦陣に温かいふれ合い(伊藤喜十郎)
勇戦の士ついに負傷す(伊藤定義)
顔を知らない父親の帰還(伊藤和美)
泥濘の夜間行軍「ぐっすり寝かせてほしい」(伊藤甚松)
軍用船熱河丸東支那海に沈む(伊藤利好)
混迷の戦場で同郷の友人と出会う(伊藤仲衛)
日本軍捕虜に親切な中国兵(伊藤仲義)
疎開児童に優しかった先生(伊藤春明)
ソ連カザフ共和国での抑留四年(伊藤英雄)
バターン半島日米陸軍の激突(伊藤實)
軍需工場の猛爆 若き命を奪う(大橋末男)
一枚の絵(大橋崇秀)
九江警備隊の任務(大橋保雄)
太平洋戦争中の城山小学校(大橋保俊)
マレー人に助けられて(岡田和男)
比島沖、戦艦伊勢の奮闘(岡田一馬)
戦場での出合いと悲しい部下の死(岡田一義)
弱冠十五才農兵隊の辛苦(岡田哲哉)
転戦また転戦の七年間(片野實)
汗と油にまみれた学徒動員(柏木益男)
無念なり三兄弟の戦死(加藤武)
ガ島海上輸送成功せず(加藤文男)
蛇の豊橋陸病しごきに堪える(栗田正)
初陣の興奮、中国戦線(栗田文夫)
南海の孤島 友の死に泣く(児玉行正)
音は失ったが命は拾った(小林一三)
物資不足の中での白い新品の靴(小林ふみえ)
死力を尽した私の戦争(桜井𣳾春)
城山村の兵事係の思い出(高木卓)
危機一髪背中の飯盒に銃弾貫通(高木正男)
父の残した戦争の教訓(竹村隆俊)
昭和二十年の体験、戦後四十八年の反省(田中彰)
気力で生き抜いた比島の二年(勅使川原金雄)
凄絶 越境ソ連軍との戦い(徳永二二男)
艦載機の至近弾十五発一時失神(西脇香苗)
終戦の報を秘密にキャッチ(西脇光良)
父の眠るフィリピンへ遺骨収集参加(水谷隆)
厳粛だった甲種合格(水谷利勝)
済州島で終戦を迎える(菱田二郎)
内地も戦場だった(日比和夫)
空母隼鷹戦友の死(日比正行)
中支大陸の戦野を駈けて(古川善美)
戦旅に出合った動物たち(古川英満)
名古屋空襲以後の苦難のはじまり(米山春恵)
軍旗奉焼に立ち会う(山内實)
祖国の土を踏むまではの三年十か月(山口万寿孝)
出征 母病床に臥す(若原虎男)
憧れの七つボタン女学生との交歓(赤塚恒之)
思い出の転進経路(安達重一)
民間人の温かさを知った新兵時代(安立春一)
今は亡き父「ラッパ手」の思い出(安藤千枝子)
母の死に目に会えなくて(石田誠)
雑音の中で聞いた玉音放送(市田良三)
中学生で飛行機づくり(伊藤勝太郎)
日露戦争出征軍人遺族記(伊藤茂夫)
学徒動員(勤労動員)(伊藤茂夫)
重症患者を空襲から守った従軍看護婦(伊藤茂)
日誌抜粋(伊藤長)
平和の有難さを喜ぶ七十五歳の日々(伊藤春一)
ラバウル、ニューアイルランド島における食糧難(伊藤福治)
軍隊手帳による中支方面の戦闘等(伊藤増一)
広島での原爆死者の収容(伊藤正好)
母が辿った苦難の道程(伊藤幹男)
地獄から九死に一生(稲垣徳保)
ぼくは広島の原子雲を見た(井山智)
特攻に散華したわが中隊長(大井和男)
少年飛行兵魂は朽ちない(大井つや子)
インパール作戦に参戦した兄の足跡(岡田立美)
空母瑞鶴に乗組みハワイ方面作戦に参加(岡田實)
初年兵教育のビンタの思い出(河合清)
終戦前後桑中報国隊(川合満雄)
父親代りだった叔父のシベリア抑留(木根原多美子)
憲兵隊というところ(小岩太郎)
銃後の守り(神谷つね)
極寒の地での気象観測(代田太郎)
魔の一瞬(鈴木勉)
衡陽の激戦(鈴木輝男)
戦争を語る(曽根孝一)
曽根定吉少尉の死を悼む中隊長の書簡(遺族 曽根つね)
といあげ〝五十年回忌法要〟を済ませて(高木加奈子)
妹の学童集団疎開(竹谷政義)
戦死の報が入っていた木造船乗組み(田中高明)
川崎航空機工場での苦しい飛行機づくり(中村繁保)
私の町も爆撃された(丹羽ふじ子)
堪えた豊橋陸病の補充兵教育(長谷川浩)
軍隊とはこうだった(樋口孝幸)
戦争遺児は生きていく(平井肇)
七ツ釦は桜に錨(松永才一)
「暗号」解読の任務(水谷勲)
軍人としての千六十二日間(水谷勇)
兵を祖国へ(水谷市郎)
北満で、狼の声を聞きつつの夜間行軍(水谷達郎)
中支転戦手記(水谷俊雄)
戦闘機P51との射撃戦(水谷稔)
南支派遣時の船酔、通信の訓練、中野学校への転属(水谷義富)
銃後の守り(山川藤樹)
麦畑に脱走の戦友を呼ぶ(山下岩雄)
軍隊が鍛えてくれた気力と体力(横山作藏)
資料編
用語解説
戦没者名簿
時代と世相の移り変わり
我らかく戦えり応募者名簿
関係歴史年表
あとがき