大阪府立大学教員の綴る私の戦争体験

序（前田周三）（総）
Ⅰ　兵役
陸軍二等兵（中川昌一）（農）
学徒出陣（冨村保）（農）
卒業、就職と軍隊生活（二等兵物語）（野田周作）（農）
私の戦争体験（浅居喜代治）（工）
私の軍歴（橋本善之）（農）
残すべきものは（北野芳治）（総）
学徒出陣に想う（矢吹万寿）（農）
思い出の一つ（福原行三）（経）
不戦の誓い（永田良）（工）
敗戦から復員まで（瀧川俊郎）（総）
　
Ⅱ　戦禍
八月六日とその後（竹野下寛）（工）
空襲の回想（畑四郎）（学長）
私の戦争体験――艦砲射撃――（島田正一）（農）
焼土と化した東京の街（藤川亮吉）（工）
ある短かくて長い一日（矢ヶ崎修）（農）
東京の火消し（山内昭二）（農）
回想――名古屋初空襲――（堀江牧夫）（農）
思いつくまま（保田淑郎）（農）
石油基地空襲で壊滅――戦争の根絶は消去法で――（児玉典弥）（工）
花火ぎらいの弁（三宅雅明）（総）
一つの試練（森貞彦）（工）
私の戦時体験（中條博良）（農）
川内市にて（井上忠男）（農）
　
Ⅲ　学徒動員
Ｓ君の受難（川東祥剛）（総）
うつろな思い（広直武司）（農）
命拾いしての終戦（川口格）（工）
学徒動員の頃（高橋理喜男）（農）
私の学生時代（田中誠）（工）
四十年目の卒業証書（梅田重夫）（農）
敗戦前後と戦後４０年（柴田治郎）（工）
戦争の悲惨さ（千葉睦郎）（総）
戦争と私の人生（大西茂雄）（農）
蝗と牛肉（藤井知生）（工）
　
Ⅳ　学生生活
戦争の憶い出（中谷三男）（農）
極限環境下での若き日々（三宅正昭）（総）
戦時下の研究室（窪川裕）（工）
記憶をたどって（永見剛一）（工）
終戦雑録（福永節夫）（総）
八月に思う（髙木正之助）（農）
戦中記（伊藤昭三）（工）
私にとっての戦争（野村哲也）（社）
　
Ⅴ　少国民
一非国民の記（松本幸雄）（農）
潮騒はいまも悲しい（澤田進一）（農）
集団疎開（塚田秀雄）（総）
偉いさんとオミクジ（上田さち子）（総）
戦争中の点描（片山眞之）（農）
題無し（平野進）（工）
　
Ⅵ　終戦
価値の逆転した日（岩田隆）（農）
敗戦の年の想い出（和佐保）（工）
終戦時の思い出（福長信吾）（農）
終戦の日のこと（斉藤昭三）（工）
わが人生の挿入句（黒子浩）（農）
終戦の日に想う（薮野友三郎）（農）
終戦前夜（山口雄三）（総）
　
Ⅶ　戦後
私の戦後（竹内巧）（総）
私の「戦争体験」（和田貞夫）（経）
凶相（堀内貞治）（農）
昭和二十年の夏休み（稲数直次）（工）
忘れ得ぬ八月十五日（中嶋英治）（総）
戦争で得るものは何もない（笠井保）（工）
資料
・終戦当時の中百舌鳥風景
・世相と国民生活の年表
・戦争体験記録刊行のよびかけ
　
編集後記
表紙写真は戦中の大阪工業専門学校（大阪府立大学の前身）