図書目録ホンダ イシロウ資料番号:000058899

本多猪四郎

サブタイトル
無冠の巨匠
編著者名
切通 理作 著
出版者
洋泉社
出版年月
2014年(平成26年)11月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
493p
ISBN
9784800302212
NDC(分類)
778
請求記号
778/H84
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
第一章 ぬっと出た、怪獣
うっかり触ってみたくなる
怪獣が全的に存在する
音響なのか音楽なのか
一度「絵」にするプロセス
ゴジラの皮膚感
これがガス人間だ
映画は視覚表現
ゴジラの背ビレが光るということ
 
第二章 いま起きている恐怖
監督・本多猪四郎
プロセスこそが作品だ
編集の監督
コンテはあっても、そうはいかない
ただならぬことが起きている
徹底的に俳優を通して表現
俳優が〈第三の人物〉になるとき
ゆるやかな死の宣告、そして
戦後の時間を切り裂く
 
第三章 怪獣博士の実験室
ゴジラに光を当ててはいけません
争う恋と理性
一人の青年の苦悩
ゴジラと心中する男
『ゴジラ』か『渚にて』か
本当の主人公
特撮はいいけど本編は
燃える涙の地平線
 
第四章 東宝自衛隊
一兵卒としての戦争
美しき機能美
作戦行動の中にあるドラマ
映画と戦場の八年
 
第五章 大日本帝国軍人・本多猪四郎
二・二六事件「紙一重」の体験
二・二六事件と本多猪四郎
昭和天皇と二・二六事件
南満洲鉄道「独立守備隊」
大激戦地帯の一歩手前
終戦までの強運
古残兵であるということ
慰安婦係軍曹の回想
山本五十六に託したもの
戻ってきた男
戦後を知らない
 
第六章 科学者至上主義
今日もわれ大空にあり
人は機械と同化出来るか
自然との格闘
東大の宇宙物理学研究室に通う
映画は科学そのもの
科学の発展は〈世界言語〉
本多博士が映画に登場?
 
第七章 プロメテウスの火
まなざしの罪
決して出会ってはいけない
映画――神を畏れぬもの
プロメテウスの火
人間の歴史はゴジラとともに
電気人間の末路
 
第八章 人間ゴジラ
人がゴジラになる時
キノコ雲とキノコ人間
戦後の若者を崩壊させる『マタンゴ』
ゴジラ対人間
ナチスの心臓
「浮浪児」か「パンパンが捨てた混血児」か
怪物と人間の間
「手首を切り落とす」問題
しょせん彼は怪物だ
 
第九章 美女とガス人間
ガス人間の自己実現
造物主なきモンスター
藤千代の気持ち
怪物は世間が殺す
怪物は女性が殺す
愛は何処に
青い真珠は恋の真珠
エキゾチズム
エロスと生命力
友だちのような女性
世界を救い、世界を滅ぼす
 
第十章 せまい地球にゃ未練はない
山人と「第三の人類」
モスラという存在
日本人という〈現地人〉
インファント島という〈日本〉
置き忘れてきた〈民衆〉
万国一致のユートピア
八紘一宇の「でっかい希望」
無限に続く繁栄の道
 
第十一章 ゴジラの背中
「七色のカビ」の誘惑
個人化した時代の怪獣
女が操る女の怪獣
機械人間の涙
 
第十二章 新しい怪獣映画の話をしよう
地球上に生を受ける
本多猪四郎を育んだ土地
人間たちの祭り
神殺しとしての怪獣戦争
〈無のゆらぎ〉と宇宙
一万年の秘密
新しい十五年間
『スター・ウォーズ』でないもの
これが本多ゴジラだ
肉体を超えた〈明日〉
われら〈未来人間〉
あとがき
本多猪四郎作品リスト
本多猪四郎 発言および関連発言の引用元一覧

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