図書ショウワ ノ シュッパン ガ アユンダ ミチ000058880

昭和の出版が歩んだ道

サブタイトル1~10
本の未来を考える=出版メディアパル;No.26 激動の昭和へTime TRaVEL
編著者名
能勢 仁 共著/八木 壮一 共著
出版者
出版メディアパル
出版年月
2013年(平成25年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
182p
ISBN
NDC(分類)
023
請求記号
023/N97
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

第1章 昭和出版史探訪
1. 「円本」の始まりは改造社
2. 円本ブーム―1927年~29年
3. 円本ブームの中で生まれた文庫ブーム
4. 全集過多―1930年~33年
5. 円本ブームの悲哀と1935年代
6. 日配誕生から終戦まで
7. 日配解散から東販・日販誕生まで
8. 委託制度の変遷と取引条件
 
第2章 昭和出版今昔物語
1. 『日米会話手帖』はなぜ売れたのか
2. 広告無掲載を貫く『暮しの手帖』
3. 戦後の出版基盤をなした『昭和文学全集』
4. 成功しないと言われた『週刊新潮』
5. 寿命の短かった音の出る雑誌『ソノラマ』
6. 全国共通図書券の産みの苦しみ
7. 「新書」のルーツから現在まで
8. 新書ブームをリードしたカッパブックス
9. ビジネス書のルーツ
10. 輝いていた平凡社・月刊『太陽』発刊
11. 『愛と死をみつめて』の大和書房の奇跡
12. 2月は中央公論社の月?
13. 戦後の文庫ブームの変遷
14. 旺文社の輝かしい時代
15. 文庫並みに売れた文学全集
16. 悲しみを乗り越えて
17. 婦人4誌全盛時代を思う
18. 業界が団結した「日本ブッククラブ」
19. 高度成長に貢献した工学書協会
20. 忘れ去られたブックスト
21. 50年続く責任販売制の結論は?
22. ムックの登場とそのルーツ
23. オイルショックに泣いた出版界
24. 地方・小出版流通センターの誕生
25. 出版業界の売上が1兆円を超えた年
26. 八重洲ブックセンターの出店の衝撃
27. 女性がリードしたサン・ジョルディの日
28. 珍しい詩集ブーム
29. 幻の本の国体
30. ネット書店の先駆け「本の宅急便」
31. 日記、手帳のルーツ
32. 読書週間標語
 
第3章 出版流通と技術革新―出版VANと取次のハイテク化
1. 出版VANの黎明期
2. 動き出した「出版VAN」
3. 出版VANが掲げた理想
4. 取次のハイテク化
5. 出版情報流通の歩み
6. ICタグ導入のゆくえ
 
第4章 取次盛衰記―取次の受難と再生
1. 柳原書店と日販の経営危機
2. 日販再生と北隆館書店の倒産
3. 鈴木書店の倒産が意味するもの(1)
4. 鈴木書店の倒産が意味するもの(2)
5. 相次ぐ中小取次の倒産
6. 取次業界の今後の課題
7. これからの出版流通
 
第5章 出版社盛衰記―出版社の夢と現実
1. 消えた出版社(その1)
2. 消えた出版社(その2)
3. 消えた出版社(その3)
4. 消えた出版社(その4)
5. 転んだ出版社(その1)
6. 転んだ出版社(その2)
7. 転んだ出版社(その3)
8. 残った出版社(その1)
9. 残った出版社(その2)
10. 撤退した出版社(その1)
 
第6章 書店盛衰記―消えた書店への賛歌
1. 北海道・東北ブロック
2. 東北ブロック
3. 北関東ブロック
4. 南関東・首都圏ブロック
5. 南関東・東海ブロック
6. 北陸・中部ブロック
7. 北陸・近畿ブロック
8. 近畿・中国ブロック
9. 中国・四国・九州ブロック
11. 九州・沖縄ブロック
 
第7章 バーゲンブック流通略史
1. 近代出版流通システムの発展
2. 定価販売の励行と特価本
3. 大量生産時代の到来と返品本
4. 独禁法制定と再販制度
5. 新再販制度の発足
■ 索引
 
円本の再来
円本の反動
明治・大正時代の取次
ベストセラーの考え方
恐れられた商品テスト
全集ブームは昭和初期に似ていた
その後の週刊誌
図書カード販売の矛盾?
カッパブックスは書店のステイタスだった
新書御三家
最盛期の平凡社
ベストセラーになったわけ
正月に根回しは始まった
文庫の流行
戦後、学参をリードした旺文社
二度の倒産を乗り越えた河出書房
業界の震災・火災
婦人誌外商裏話
日本ブッククラブの功罪
オーム社の通信簿
ブックストを社会はどう見ていたのか?
責任販売制その後
ムックの販売期間
雑誌もやせたオイルショック
『あなたはこの本を知っていますか』
他企業参入の売上が大きい
マスコミと八重洲ブックセンター
『サラダ記念日』と恋人たちの記念日
『本の学校』の横顔
初期のブックサービス
日記の歴史
こどもの読書週間
出版業界のピーク数字
役目を終えたスリップ
消えた流通用語
日販の経営戦略
トーハンのいま
出版物流倉庫
消えた出版社―番外編
書店・取次人の年収
明治・大正に創業した出版社
消えた出版用語
閉店を惜しむ
昭和出版史を書き終えて
「ぞっき本」という言葉
出版社の在庫・本の価格破壊
索引あり