郷土の人の戦争体験記 丹波・丹後地方 第1集
第一部
「奉祝紀元二千六百年」の下で(澤田和馬)
福中学徒動員回顧録―播磨造船所―(大槻濃夫男)
学徒動員(芦田修)
戦時下における中学生活の記憶(室田和男)
学徒勤労動員のこと(戦時下に生きて)(人見保)
わが少年時代の追想(見谷志加司)
わたしの中学時代(田里倬一郎)
真ちゃんへ―おばあちゃんの思い出話―(倉橋英子)
第二部
私の歩いた道―特幹志願へ―(中井訓章)
十四歳の水兵戦記(鶴原甫)
武器を持たない軍隊で(足立徳治)
青年教師から軍隊へ(植村秀男)
鹿屋基地のころの思い出(吉田禎男)
第三部
父の軍隊手牒と志摩部隊従軍日記から(藤田実太郎)
支那事変当時の陣中日記より(抜粋)(四方為夫)
上海の落日(岡井主税)
敗残の詩(藤田久雄)
第四部
真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦に参加して(芦田博孝)
輸送船沈没―南溟の空に母の姿―(和泉大市)
ニューブリテン島索敵行(由良達雄)
私の高射砲戦記(神原勇)
第五部
ルソンの慟哭(抄)(村井隆雄)
所属部隊消滅(足立秀夫)
従軍看護婦死の彷徨(須藤みつえ)
我が青春の戦歴(梅原弘悟)
在留邦人の悲劇(梅原明)
インパール作戦の惨(芦田猛)
南十字星―白骨街道を退がる―(足立俊夫)
あゝレンバン島捕虜生活(大江為市)
第六部
東京大空襲の思い出(平田公)
逃げまどう人に機銃掃射―大阪大空襲―(竹下房子)
そのころ―逓信講習所・神戸の空襲のこと―(川勝孝夫)
夫の出征、疎開のことなど(佐藤小松)
B29は夫を奪った(小野道子)
第七部
ああ青春―満蒙開拓青少年義勇隊の末路(奥村侃三)
満蒙開拓、家族は還らず(高山正)
ソ連参戦とダモイ(伊東善吉)
満州・北朝逃避行(今川はるの)
虜囚、シベリア抑留の二年間(和泉正治)
北千島占守島守備隊(大槻政夫)
死線を越えてきた軍隊とシベリア抑留(平野力)
第八部
英霊に捧げることば(岩瀬武)
身代りになって逝った母(矢野美三雄)
伊号第二〇一潜水艦の思い出(宇山晶)
運名―わが軍歴回想―(梅本幸友)
第九部
ぼくたちの夏(山口甫)
東南アジア従軍記抄(栗原政七)
世に知られない「ノモンハン事件」(岸五十松)
戦争の教育と私(友次義)